のぎおびの功罪 #082
まずのぎおびの説明から。
「のぎおび」とはSHOWROOMにて毎週月~金曜日に(イベント時を除く)乃木坂46のメンバーが行う「帯配信」である。
この方式の最大のメリットは半強制的に全メンバー(4期生はまだですが)が参加することである。白石麻衣、齋藤飛鳥、生田絵梨花はじめ人気メンバーはなかなか配信をしなかったので、貴重な機会である。コーナー内の宿題が盛り上がること(猫耳から「マナハラ」なる単語も誕生)、スポンサー関連のコーナーをねじ込めることも利点である。
利点ばかりが取り上げられるが、欠点も複数存在する。
まずは配信時間と参加メンバーが不安定であること。前者は仕方ないにせよ、後者に関してはかつては週初めにその週に参加メンバーを発表するという形式がとられていた。現行の方式は直前までメンバーがわからないワクワク感もあるが、推しメンの配信を必ず見たい!という方にとっては非常に迷惑極まりない方式である。SHOWROOMはリアルタイム重視であり、動画こそ某動画サイトで見られるもののコメント拾いなどのイベントの可能性が消えてしまうわけである。また時間帯発表は前日または当日なので、葉月の配信がテレ東音楽祭と被ったようなミススケジューリングは避けて欲しいところである。
また、個人配信(特に30分以上の配信)が大幅に減少しているのもデメリットの一つである。乃木坂46の配信は基本的に指定の場所で、自宅からはできない。そのためやりたい時間帯にのぎおびで場所が取られておりできないケースもあるのかもしれない。現状定期配信をやれているのは中田花奈と伊藤理々杏ぐらい。そもそも配信はやりたい人がやりたい時にやるものであるから、個人仕事が忙しいメンバーが増えたのも事実だが、時間が空いているメンバーがやれるような環境は整備してもらいたいなと。
そしてなによりメンバーの体調は重要なので、負担になり過ぎず配信が楽しいものになるよう、今後の方式のさらなるアップデートに期待したい。