星火燎原

最初はちょっとした興味だった

いつのまにか夢の中でも出会う
妄想なのか現実なのか
今では時々分からなくなるほどに
貴女のことを考えている

こんな僕は
気持ち悪い人間なのだと
この感情もきっと
何かの間違いなのだと
そんな風に思いながらも
無情にも果てしなく
どうしようもなさが広がる

深く深く
僕の気持ちも
僕そのものも
海に深く沈んでいけばいい


もう本当に
本当にどうしようもないところまで
僕は飲み込まれていく



だけどね
正直、心地いいんだ
とてもとても

夢うつつで生きている

せいかりょうげん【星火燎原】
最初は小さな力でも、放って置くと手がつけられなくなること。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/星火燎原/