枯れ木の先にみえるもの

そもそも人と違うものをみて
それを美しいと感じる気持ちは
きっと共有を求めたりすることなく
静かに心の中で感じていればよかった

自分ではない誰かの
気付きや想いを聞くのが好きだということもまた
誰もがそうではないと気付くべきだった
もっと早くに

共感はとても楽しく嬉しく具合の良いものだと知っていて
それを経験体験したことは誰でもあると思うけれど
大丈夫と信じた先で発した言葉が
雑誌の興味ない広告を一瞬でめくるように流れたときに感じる気持ちって
自分ですら掬い上げられずに消えそうになる

だったら
だったらもう

キガツクベキダッタ
ソレハ　ワタシノ　オモイデ
ダイジニ　ソット　ココロノナカデ
ヒカラセテイレバ　ヨカッタノダト

そう思ったらとても気が楽になった
もっと鋭くてよかったのだ　私は
自分のペースは心地よい場所だけでいい

凍えるような冬の日に
髪の毛をバッサリ切って
なんだかスッキリした夕方