見出し画像

一つのデッキに「こだわる」ということ【全文無料】

はじめに

閲覧ありがとうございます。愛知でポケカをしているツギ@attg1213です。

今回は、「こだわる」という言葉をテーマに、前回の記事とは少し違ったアプローチでポケカの上達の仕方を提案したいと思います。

前回の記事はこちらです。ぜひ一度お目通しください。

前回と同様、ポケカ初心者〜中級者の方を意識した内容となっていますが、その中でも特に、

・環境デッキを何種類も回すのが苦手
・時間やお金をあまりポケカに割けない
・周囲と比べて劣等感を抱いてしまいがち

といった方の助けになれれば幸いです。

一つのデッキに「こだわる」ということが、どのようにして上達に繋がるのかを一緒に考えてみてください。

なお、

・私自身大きな実績は残していないこと
・プレイングの解説には重きを置いていないこと
・ただ楽しむことを目的とした方向けではないこと

をあらかじめご了承の上、お読みいただけると幸いです。


自己紹介

まずは、公式大会の成績です。

シティリーグ2023
S1 予選3-2 18位
S2 予選3-3 65位
S3 予選5-1 8位 トナメ2回戦敗退 ベスト8
S4 予選4-2 14位 トナメ1回戦敗退 ベスト16

CL京都2023
DAY1 1-3 994位

シティリーグ2024
S1 予選3-1 5位 トナメ1回戦敗退 ベスト8
S2 予選3-1 8位 トナメ準決勝敗退 ベスト4
S3 予選3-3 33位

次に、私の最近のプレイ状況です。

フリー(週1〜2日)
仕事終わりに自宅で妻や友人と対戦。子どもがいるためなかなか外で対戦することは難しい。いつも遊びに来てくれる友人に感謝…。

ジムバトル(週1日)
毎週金曜日の19時から宝島師勝店で行われるジムバトルに参加。定員16名のスイスドローで、4戦目は全勝者2名のみが対戦を行うので、だいたいいつも3戦で終了。対戦回数はやや少ないが、雰囲気も良く、参加者のレベルも高いため学ぶことは多い。

トレーナーズリーグ(30pt貯まるまで)
シーズンが変わり次第、宿題を早めに終わらせるくらいの気持ちで参加。

自主大会(月1回程度)
個人戦にはあまり参加せず、主にチーム戦に参加。友人と一緒という心強さ、迷惑をかけられないという程よいプレッシャー、経験豊富な猛者との対戦など、体力気力ともに負担はあるものの、大きな成長が期待できる。

上記の通り、シティで優勝したこともなければ毎日ポケカに打ち込めているわけでもないのが私の現状です。

しかし、初心者〜中級者の方の目指すべき第一目標とでも言いましょうか、「シティ予選突破」については一つのデッキにこだわり続けるという、自分にできる最大限の努力で達成できたと自負しています。

私の力量はポケカ四天王や強豪プレイヤーには遠く及びませんが、だからこそ伝えられることはあると思っています。


「こだわる」=「妥協する」

大事な前提として、シティ優勝やCL上位入賞といった大きな実績を残したければ、

①あらゆるデッキへの理解を深め、
②その時々の環境に合わせたデッキ選択をし、
③本番でミス無くプレイする

といったことが求められます。

しかし、当然ながらすべてのプレイヤーがこのようなレベルでポケカに取り組むことができるかというと、そうではありません。私もその一人です。

そこで私は一つのデッキにこだわって練習することで、

①あらゆるデッキへの理解を深め、
②その時々の環境に合わせたデッキ選択をし、
③本番でミス無くプレイする

という「妥協」をし、努力のハードルを一つ減らしました。


「妥協」というと聞こえが悪いかもしれません。しかし、自分が超えるべきハードルを高く設定しすぎても、かえってモチベーションの低下につながったり、せっかくの成長を実感できなくなったりしてしまうことがあります。

確かに、妥協を許さず「上には上がいる」「周りは自分より頑張っている」と自分を追い込むことは一部では称賛される姿勢ですが、ポケカはカードゲームです。自分も周りも楽しむことが最も重要ですし、行き過ぎたその姿勢はいつか他人への努力の押し付けにつながる危険性もあると思います。

私がここで言いたい「妥協する」とは、「実現可能な努力の最大値を設定する」ということです。


私は2023年8月以降、練習するデッキをリザードンexに絞っています。一つのデッキにこだわった結果、具体的に感じたことや起こったことをまとめてみます。

成長を実感できるようになった(+)
デッキの強みと弱み、環境デッキとの相性、運による振れ幅、細かなプレイングなど、使い込めば使い込むほど理解が深まりました。実際の対戦中も落ち着いてプレイすることができ、ミスの数が明らかに減ったことで少しずつ勝率も上がってきました。

練習相手をお願いされるようになった(+)
経験豊富ではない自分にも、「リザードンの練習だったらツギさんにお願いしたい」と言ってもらえるようになりました。「この盤面、ツギさんだったらどうする?」「リザ目線どんなプレイングがきつい?」なんて質問も嬉しい限りです。周りが認めてくれたと思えたことで、自信にも繋がりました。

自分を客観的に分析できるようになった(+)
まったく同じ60枚を使うにしても、リスクを負いながら強気の勝負に出るのか、安定択を取って我慢の1ターンにするのか、というプレイングの差が人によって生じます。一つのデッキをこだわって使うことで、自分のプレイングの癖を自覚することができ、振り返りの質が良くなりました。ちなみに私は安定択を最優先に考える傾向があり、自ずとリストも安定感のあるものに仕上げています。

成績が環境に左右されるようになった(-)
リザードンexが苦手な頂への雪道を強く使えるミュウVMAXやロストギラティナが環境トップであったEレギュ終盤は、かなり勝率が落ちました。環境に合わせたデッキ選択をしないことによる分かりやすいデメリットです。環境的な立ち位置が良ければメリットになり得るという見方もありますが、自分の努力でどうこうできる話ではないので、私は総じてデメリットだと考えています。

モチベーション低下の対策が必要になった(-)
ずっと同じデッキを使い続けていると、さすがにいつかは飽きてしまうものです。つまらないと感じることがプレイングの質の低下に繋がり、最終的に勝率の低下に至ります。そういう時のために、楽しさを優先しながらもある程度は勝ちを狙いにいけるサブデッキを準備するようにしました。
(例)メイン:ピジョリザ サブ:ロスリザ など

上記のように、当然良いことばかりではありません。妥協をしているのだから当然です。しかし、一つのデッキにこだわることはデメリットを補って余りあるメリットがあると私は実感しています。

「だからみんなも一つのデッキにこだわろう!」と推奨する気は全くありません。自分の日常生活やプレイスタイルを客観的に分析し、繰り返しになりますが自分の努力の最大値を見つけることが一番大切です。


「こだわり方」を間違えない

恥ずかしい経験談になりますが、私には「こだわり方」を間違えていた時期があります。今では絶対にやらないし、身近な人がやっていたら何も言わずにはいられなくなってしまいます。

少し自分語りをします。


多くのプレイヤーが忘れもしないDレギュ末期、大ルギア環境の頃です。当時の私は、今で言う赤ロストに特性アイスシンボルのフリーザーを採用したリストを、間違った意味でこだわって使用していました。

当時書いた記事がこちらです。

決して弱くはないリストでしたが、環境シェア率圧倒的トップのルギアに対してあまりにも不利、その他のデッキに対しても有利対面が少ないという状況でした。

しかしその頃の私は下記のようなセリフを吐いていました。(当時の記事でも言ってます。恥ずかしい…。)

「フリーザーは絶対に採用したい!」
私は昔からフリーザーというポケモンが大好きです。推しポケが活躍して勝てた試合ほど喜ばしいものはないというのは、今でも理解はできます。しかし、ごく限られた場面でしか活躍しないカードに2枠も割いていたことは、今思うと自滅行為だったなと思います。

「有利対面で勝てればいい!」
「不利対面は避ける!」

さすがにご都合発言でした。シティ優勝ポストなどを見て、「マッチング運が良かったんだな」と思うと同時に、「自分もマッチング次第で勝てる」などと浅はかな夢を見ていたなと思います。マッチングで勝とうとするのは他責思考であって、成長には繋がりにくい発想です。

「回れば強い!」
「引けたら勝ち!」
それはどんなデッキでもそうなんですよね。ポケカは上振れた時よりも下振れた時にこそプレイヤーの地力が発揮されると思います。回れば、なんて理想ばかり言っていた自分が情けないです。引けた時のプランは誰だってすぐ思い浮かぶのだから、引けなかった時のプランをきちんと練っておくことが大事だと今になって思います。

「環境デッキは使いたくない!」
「どうせ練度負けするだけ!」

変な意地を張っていただけでした。自分の逃げ腰な姿勢を正当化するのに必死だったんだなと思います。きちんと環境デッキに対する理解を深めないといけなかったし、練度だって高めようと思えばいくらだって努力のしようはあったと思います。

「自分で考えたデッキを世に知らしめたい!」
noteを投稿している時点で承認欲求がまる見えなのが笑えるところですね。承認欲求があること自体は否定しませんし、むしろ努力のモチベーションになるので良いことだと私は思います。まずいのは、承認欲求を満たすことが目的になっている場合です。世間からの承認は努力の後についてくるものであり、目標として設定するものではないと私は思います。

自虐続きで失礼しました。上記のように、「こだわり方」を間違えてしまうとどうなってしまうのか。私は次のように考えます。

上達に時間がかかる
「こだわり方を間違える」とは「努力の方向性を間違える」と同義だと考えます。一度間違った角度で努力をスタートしてしまうと、時間が経てば経つほど修正が大変になってしまいます。

負けを他責にしてしまう
「こだわり」が「自分の考えは間違っていないはず」という思考に変化すると大変危険です。最悪なのが「自分の勝ちは実力、相手の勝ちは運」と無意識にでも考えてしまうことです。「勝って嬉しい、負けて悔しい」は本番だけにして、いつでも冷静かつ客観的な思考で対戦の振り返りができると良いですね。相手へのリスペクトを言葉にできたら完璧です。

仲間の役に立てない
ポケカは一人では成立しません。いつだって必ず相手がいるカードゲームです。限られた時間の中での上達には、仲間の協力が必要不可欠です。大人であれば、そこは持ちつ持たれつ、ギブアンドテイクだと思います。あえて厳しい言い方をしますが、奇抜なデッキでは対戦相手の練習にはなりにくいです。よく見る環境デッキを一つでもいいので回せるようにしておいて、良い壁役になろうという気持ちも大切なのではないでしょうか。

少しお説教臭くなってしまいましたが、私が私自身へ向けた戒めだと思ってください。

前項で「こだわる」=「妥協する」と述べましたが、「妥協」にも下限は存在します。「どんなデッキを使ったっていい」ということが言いたいのではありません。自分も周りも一緒に高め合うために、最大限できることを考えることが重要です。


デッキの選択理由を言語化する

さて、ここが最も重要です。限られた時間の中で長い付き合いになるデッキを決めるからには、きちんとした理由が必要だと思います。

まず前提として、本稿は一つのデッキにこだわる場合のお話をしています。環境を予想して最適なデッキを選べるのであればそれが一番いいです。


前項でも触れましたが、私がなるべく避けるようにしているデッキの選択理由は、以下の2つです。

・推しポケを活躍させたい
・オリジナリティを認めてほしい

このような選択理由は「自己満足」で終わってしまう可能性が高いと私は考えます。競技として取り組むのであれば考え直したほうがいいかもしれません。

もちろん選択理由に「してはいけない」ことはありません。「なるべく避けるようにする」のです。というのも、やはりカードゲームですから楽しむことが大前提であるため、ポケカが楽しめなくなる選択をしてしまっては本末転倒です。

しかし、限られた時間の中で上達したいのであれば、仲間とともに高め合いたいのであれば、避けたほうが賢明だと思います。


ちなみに、とことん勝ちにこだわって考え抜いた結果として推しポケが採用されたりオリジナリティが生まれたりするのは、むしろ素晴らしいことです。

2024年3月頃に流行した、ピジョリザにロトム2枚、カウンターキャッチャー3枚が採用されたリストが分かりやすい例でしょうか。このような場合、「○○式」と冠されることが多いですね。


では、私が推奨したい選択理由をまとめます。

自分のプレイスタイルに合っている
前回の記事の内容と重複しますが、自分のプレイスタイルを客観的に分析しましょう。盤面で戦う※1ならリザードンexやアルセウスVSTARをメインに据えたデッキ、山札の引きで戦う※2ならパオジアンや古代、盤面も山札も同時に管理する※3自信があるならロストやサーナイト、といった具合です。

※1 高耐久を押し付けるのが特徴。アタッカーが盤面に残りやすいため、手札干渉札が多く採用される傾向にある。立ち上がりに時間がかかることが多く、爆発力よりも安定感が優先される。相手に要求を押し付けるデッキ。

※2 低耐久ながらも爆発力が特徴。ポケストップやドロサポにより高速で山札を圧縮する。アタッカー切れやエネルギー切れのリスクが大きく、終盤の手札干渉に耐えられるかが勝敗を左右する。相手の要求を乗り越えるデッキ。

※3 手札干渉もするし山札圧縮も早い。必要なパーツをどんどんかき集めて早期から強固な盤面を作ることができる。完璧に立ち回ればほとんどのデッキに勝つ可能性を秘めている。その代償として難易度が高く、玄人向けのデッキとなっている。対戦数の多い大会では疲労を原因とするミスのリスクが高い。

難易度が自分のキャパシティを超えない
デッキの強さと難易度は比例します。簡単でたくさん勝てるデッキは存在しないと思います。あったらみんな使ってますもんね。自分のプレイングレベルをきちんと見極めましょう。

周りからアドバイスを受けやすい
こちらは実質、「環境デッキを使いましょう」と言っているのと同じです。環境にありふれた構築であれば周りの理解度も高いはずで、実りある議論が可能だと思います。あまり見ないリストだと「見たことも使ったこともないから何とも言えない」なんてことになってしまうかもしれません。

以上の選択理由には「自責思考で振り返ることができる」という共通点があります。

誰にだって勝てない時期は訪れるものですが、そんな時に、「自分の得意なプレイスタイルは別にあるのかもしれない」「自分にはまだこのリストは難しかったのかもしれない」「周りに貰ったアドバイスを自分がまだ活かしきれていないのかもしれない」といった具合に自責思考の振り返りができると、さらなる成長が期待できると思います。


練習方法にも「こだわり」を

目的のない努力はただのがむしゃらでしかなく、やった気になるだけです。自分にとって最適な練習方法をきちんと確立させましょう。

以下にお示しするのは、普段の私の練習方法です。あくまで私仕様のものなので、自分流にぜひアレンジしてください。


対戦前にすること

①リストを完璧に暗記する
すべてのスタートラインです。○○が何枚、○○が何枚、と頭の中で並べてみたり、学校のテストみたいに紙に書き出してみたり、私も色々な方法で取り組んでいます。

②すべてのカードの採用理由を語れるようにする
必ずメリットとデメリットの両方があるはずです。短絡的に「強いから」ではなく、初めて使う人でも全員が納得できるレベルで説明できるようにしましょう。採用枚数の理由も忘れずに。繰り返しになりますが、ここで「こだわり方」を間違えてはいけません。採用理由に承認欲求が前面に出ていたら検討のし直しです。

③各対面への基本プランを決める
プラン無しで対戦に臨むのはやめましょう。最低でも、どのポケモンをどの順番で倒すかは決めておきたいです。サブプランに関してはアドリブに依るところが大きいので、対戦経験と共に増やしていくイメージを持ってください。

④一人回し
相手無しでも、右手vs左手でもいいので、基本プランの再現性と、上振れと下振れの幅を感覚的に理解してください。対戦の最後まで続けなくても、3〜4ターン分くらい回して残りは脳内イメージで済ませてしまっても構いません。簡単に記録をつけておくと良いですね。


対戦しながら考えること

①盤面作りを最優先
どの環境デッキにおいても、取られていいサイド枚数ギリギリまで盤面作りに徹した方が良い場合が多いです。1〜2ターン目に攻め始めることができても、システムが立っていなければ後半捲られてしまいます。早くに攻め始めるのが正解だったか間違いだったか、必ず振り返りましょう。

②妥協しない最善策を考える
「何をされたら相手が一番困るのか」を念頭に、その時の手札でできる選択肢を検討します。検討する際には必ず「裏目」も考慮してください。1ターンだけ強い動きができても後が続かないといった事態は避けなければなりません。常に逆算的なプランニングを心がけましょう。

③分岐点を覚えておく
判断に迷ったらその時の状況を覚えておいて、対戦が終わったら「たられば」の議論をしましょう。だいたい結果論で片付いてしまいますが、時に重大なミスが発覚することがあります。

④詰み盤面を目指す
最終的に、どのポケモンを倒されても、手札に干渉されても勝ちが確定するように盤面を作り続けます。山札に必要パーツをきちんと残したうえで圧縮し、最後に山札を引き切って勝つというのも立派なプレイングです。常に最終盤面を意識しておきましょう。


対戦後にすること

①感想戦を行う
・お互いの運の良し悪し
・相手の要求値を上げられていたか
・自分のミスによって助かった場面があったか
・どの場面が勝敗の分かれ目になったか
対戦の勝敗を問わず、私はこのあたりを対戦相手と話します。「勝って嬉しい、負けて悔しい」は後回しにして、少しでも多くの反省点を見つけられるようにしましょう。

②対戦記録をつける
・先攻or後攻
・取った/取られたサイド枚数
・主な勝因or敗因を一言で
毎試合の展開をよく覚えておいて記録に残しておけば、リスト調整の際、客観的な根拠に基づいてカードの採用を検討できます。勝率が目に見えるようになるのも、達成感を得られるという点で良いですね。

③リストを改善する
カードを入れ替える際には、安定性とパワーのバランス※4を重要視してください。ボール1枚、ドロサポ1枚減らすだけでも再現性は落ちます。だからと言って極端に事故を避けようとしすぎては、相手の強い動きに押し負けてしまいます。自分の性格やプレイスタイルを根拠に調整してください。また、努力の方向性がブレやすい人がよくやりがちなのが、1回や2回の負けの印象が強すぎて、無駄なメタカードを採用してしまうということです。簡単にメタカードに枠を割くことは絶対にやめましょう。まずはプレイングで弱点をカバーすることをとことん考え抜いてください。最善のプレイングを尽くしてもなお勝率が上がらないならば、そこではじめてメタカードの採用を検討するようにしましょう。思い切って苦手対面を割り切る覚悟も大事です。

※4 海外のリストを参考にする場合は、対戦形式が基本的にBO3であることに注意してください。海外の有名選手のリストはパワーに寄せたものが多いです。


リストの調整が終わったら、対戦前にすること①に戻って、再びリストの暗記から始めます。

このように、練習方法にもこだわりをもって取り組むことで、いつでもプレイヤーとしての自分を客観的に評価することができるようになります。PDCAサイクル※5というやつですね。

※5 Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)の頭文字を並べたもの。


文章にするとやらなければいけないことがとても多く見えますが、実際に取り組んでみるとすぐに慣れてくると思います。一つのデッキに絞ればなおさら習得は早いでしょう。

上達というのは、いくら待っていても向こうからやってきてはくれません。自分から積極的に頭を働かせることで初めて実感できるものだと思います。


芯のあるプレイヤーに

ここまでの内容を端的にまとめます。

①実現可能な努力の最大値を設定する
②最大限の努力を正しい方向へ向ける
③他責思考ではなく自責思考を大事にする
④自分に最適なPDCAサイクルを確立させる

このように表現してみると、ポケカにおいて大切なことという枠組みを越えて、人が人として立派に成長するためのプロセスと言っても過言ではないように思えませんか。


私はポケカの上達において最も重要なのは、圧倒的な知識量でもなく、膨大な練習時間でもなく、天才的なカードゲームのセンスでもなく、多くの人に信頼される人物であろうとする努力だと考えています。

物事の捉え方や考え方に芯があり、きちんと筋の通った言動を貫く人の周りには、自ずと同じ志を持った人たちが集まるものです。

その集団が仲間となり、チームとなり、巡り巡って自分の成長に貢献してくれるのだと私は思います。


おわりに

まだまだこれからもポケカブームは続いていくことでしょう。このnoteが少しでも読者の皆様の力になることを祈りながら、筆を置くこととします。

ご意見やご感想はXアカウントまで頂けると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

ツギ@attg1213