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プロトタイピング手法で成果を最大化する

みなさんこんにちは。いまむーです。

今回はより高い成果を早く上げるための手法について紹介したいと思います。

一般的なプロジェクトの開発

プロジェクトは、特定の目標や独自の成果物を達成するために行われます。
成果物作成のため、一般的には丁寧にステップを踏んで計画的に成果物を仕上げる手法が用いられます。

大学のレポート作成を例にとって説明します。
①調査
レポートの課題や要求を確認、理解します。

②検討・議論
レポート作成の進め方について検討します。
チームでのレポート作成の場合、ここで必要に応じて議論します。

③情報収集・企画
レポート作成に当たって必要なデータを集めたり、
レポートのアウトラインを作成します。

④レポートの作成
アウトラインに沿ってレポートを作成します。
チームでのレポート作成では、メンバー同士でレポートのチェックを行います。

このような形で、段階を踏んで成果物を仕上げるような手法が一般的なプロジェクトでは取られることが多いです。

プロトタイピング手法

プロトタイプ(試作品)という言葉は聞いたことがあると思います。
開発(ものづくり)において、最終的なアウトプットの原型となる最初の成果物をプロトタイプといいます。

特に様々なメンバが関わる開発では、プロトタイプを作成することで、目に見える共通認識を明確にメンバと共有することができます。
こうしたプロトタイプを作成することで得られるメリットに注目したプロトタイピング手法というものがあります。
段階を踏んで計画的に進める一般的な開発手法とは異なり、
「作成⇒フィードバック⇒作成⇒フィードバック」という風に、プロトタイプの作成とフィードバックのサイクルをどんどん回していき、成果物の完成度を上げていくという手法です。こうした反復を「イテレーション」と呼び、イテレーションを繰り返すことがプロトタイピング手法の基本動作となります。

先ほどの大学レポートの作成を例に挙げます。

①プロトタイピング
最小限のアウトラインを作成したら、まずはレポートの大部分を書いていきます。この際、時間がかかりそうな部分や、調査が必要な部分は後回しにします。

②フィードバック
プロトタイプを教授や先輩、友人などに確認してもらい、修正点や改善点のフィードバックを貰います。

③プロトタイピング
フィードバックをもとに、プロトタイプのレポートを修正します。

④フィードバック
修正したプロトタイプを再度教授や先輩、友人などに確認してもらい、フィードバックを貰います。

こうしたサイクルを回していくことで、完成度を上げていき、成果物が一定の基準に達したらサイクルを終了させます。
以下の比較図を見て頂くと、プロセスや時間の使い方の違いが見て取れると思います。

一般的な開発とプロトタイピング手法の比較

実際のプロジェクトや仕事においては、多くのタスクが発生します。
特に組織の若手はタスクを振られることが多く、依頼した側の上司や先輩、顧客は一定の品質でタスクを仕上げてくれることを期待しています。

資料作成においても、
依頼された際に、資料の目的などを依頼者に確認することが一般的だと思いますが、その品質や具体的な内容まではイメージを合わせることが非常に難しいです。

そのため、プロトタイピング手法を用いて、
最低限の品質の成果物をプロトタイプとして早期に作成することで、
どの部分ををどうしてほしいのか依頼者と認識合わせをすることが出来るため、早く手質の高い成果物を作成することが出来ます。

失敗したくない、中途半端な質のものを人に出したくない、人の手を煩わせたくないという方も少なくないと思いますが、
期待されたレベルの成果物を出すためには一番最適な手法です。
仕事も早いし、成果物の質も高いという結果的に自分自身の評価にもつながりますので、是非参考にしてみてください。

以上です。ご一読ありがとうございました。

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