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公正とは何か?高卒就職の一人一社制について

機会の平等。結果の不平等。

高卒の就職活動は、「一人一社制」

「一人一社制」とは、企業から来た求人に対し、学校内で選抜を行い一人のみを応募する制度であり、生徒も1社のみ受ける制度のことです。
併願はできず、不採用だった場合その知らせを受けてからまた1社のみを受けます。

学校内での選抜基準は成績のみ。企業と生徒の適性は見ないと言われています。

学校側としては、毎年安定した就職内定率と募集を確保したいので、一人一社制になってしまうのでしょう。
企業側としては、採用活動の手間・コストが少なく済んだり、同じ学校からの採用であれば学生の定着率や傾向が分かりやすいので、一人一社制になってしまうのでしょう。
学生側としては、指定校で来ている求人は応募者数が少なく採用される可能性が高いというメリットがあるため、一人一社制を受け入れているのかもしれません。

応募したくても出来ない生徒

本人の意志と適性が合っても、自分より優秀な生徒が同じ会社を希望したら、応募できません。
応募したくても、学校内の成績だけで応募できない生徒が出てきます。
学歴が良い人が社会人として必ず優秀であると言えるのでしょうか。
これまでの”慣習”によって”機会”を逃している生徒がいるという現状に疑問を感じます。

一人一社制を利用せず、自分自身で求人を開拓することもできますが、
学校推薦以外の生徒の就職活動へのサポート体制は学校によるようです。

少しでも自己開拓で就職先を探す生徒の手助けができたらと思います。

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