政治ってなんだろう。政治家ってなんだろう。
政治家に有権者が求めてる拠り所って、最後は結局「誠実さと良心」なんだよな。何も完璧聖人であれとは言わないけど、政治を志した根底には「日本のため」とか「暮らしやすい社会のため」とかあるはずだと思うんだけど。
誠実さと良心というのは、対人関係で「信頼」へと繋がっている。しかし政治家の場合、直接話したりできるのは稀で、そこから信頼というのはまず見えにくい。だから一般的な評価を鵜呑みにしてしまう事が多くなる。まして支持が絶対的に多いところや有名人なんかはそれだけで投票してしまう。
そこを巧みに利用されてきたところが、今の状況になっているのだと感じる。 少なくとも、「誰々に任せておけば…〇〇党にまかせておけばいい」では済ませてはならない時期になっていると思う。結局、民主主義というのはお任せになってしまうと、国民のためにはならない。
政治家はある意味性善説を利用できる。多数の有権者に支持されている、という他ならぬ信頼性があるからだ。しかしそれを利用しようと思えば広告塔のような事も出来てしまう。つまり外面さえ良ければいろいろと立場を悪用できてしまうのだ。だこらそこを抑えるための誠実と良心が必要だと思っている。
つまり政治家の「信頼」というものは、「良心」と「誠実さ」によって得られているものであることを政治家自身が肝に銘じておかないとならない。 だからいざ疑惑が噴き出したとき、逃げ回ったり、知ってたのに知らなかったとか、わからない、全く問題ないといった主観的判断だけで済ませようとするのは無理がある。こうした対応をする政治家というのは、名誉欲や上昇志向だけで政治を志してる人間なので、本当にタチが悪い。
自分の今いる地位というのは、支持してくれた投票の上に成り立ってることを考えれば、おのずと答えは出ていると思うのだが。
そう考えるとまともな回答をしない議員にはやはり疑念を抱かざるを得ない。