仕事は小出しにした方がよい
まず社内向けには、「何をやっているのか分からない時間」が少なくて済むので、上司は進捗が見えて行動を把握できてると思ってくれる。この時仕事が早く、出来すぎていて優秀に見えると仕事が増える恐れがあるので、自分で適度に調整しながら小まめに提出できると、さらに自分にとって良い。やらされ仕事なんて人生の苦痛でしかないのだから。
対クライアントでは、それ相応のクオリティを求められはするが、何より接点が増えるのが良い。2週間空いてまとめて提出されるより、3日おきに連絡した方が親しみが増える。人にはヒューリスティクスという能力が備わっているので、多く接した方がより良く感じられるようになる。ちなみに1週間以上間が空いてしまうと、人は案件自体を忘れてしまうことにも留意したい。
小まめに仕事を見せることによって、依頼人の希望しているものと自分の認識ずれを解消することが出来る。3日分のずれと2週間分のずれでは大きな開きができてしまう。もし2週間まったく正反対の方向に向かっていたら2週間まるまる無駄になるわけだが、3日であれば少ない損失で済む。
もしあなたが上司であれば、適度な距離間でマメに話しかけることをおススメしたい。優秀な部下は適度にさぼっているのを見て見ぬふりをしなければならないし、そうでない部下ならば適度に監視しなければならない。監視しているのを監視だと思われない関係性を築くのを目標に、マメに話しかけて欲しい。慣れない部下は、質問することが出来ず、話しかけられることを待っている場合も多い。
無論、日中に仕事をせず、終業後に残業のみ勤しんでる従業員は注意しなければならない。しかしそういったことは個人の資質によるものと思わず、会社が仕組みを変えなければならないということを強く認識したい。
それからこれらの問題は出社・テレワーク如何に限らず、テレワークであればチャットなどで連絡を。あるいは雑談を積極的にするように。
これからの時代は「修正はまとめて」「限りなく完璧に近い」効率を求めて仕事をするのはAIに任せて、どのように人と向き合うか、改めてここに注力することにしましょう。