カズフィール的想像②「「甘神さんちの縁結び」から考える「重婚」論争」
前回は瓜生が自身が出た児童養護施設「きせき園」の男の子達数名の中から甘神家三姉妹の夜重(やえ)、夕奈(ゆな)、朝姫(あさひ)の婿に相応しい人材を選抜する事に対してを想像した。
実際、
「家族でいる内は(医者として独立するまでは)甘神家に居候するが、瓜生が独立した後に婿養子がいなくて、神社を継げない(継ぎ手がいない)状態を避ける為、自分が世話になった施設の子供達の中から婿養子に相応しい逸材を選抜する」
という事だった。
そこで夜重が写真を見て選んだのが、まさかの瓜生だった。
しかも、朝姫も選んだのは瓜生。
夕奈に至っては、苦い顔をしながら瓜生をアイツ呼ばわりしながら選択。
その状態で、朝姫の衝撃的発言があった。
「全員で瓜生さんと結婚しちゃいましょうよ!」
要は、三姉妹が瓜生と重婚(ハーレム婚)をする、という事だ。
因みに、実際に重婚をした場合は刑法第184条「重婚罪」の違反と見做され、重婚した者、された者の両方が2年以下の拘禁刑に処される。
この言葉に、私は様々な作品を思い出した。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」と「カノジョも彼女」、「2.5次元の誘惑(リリサ)」である。
共通しているのは、主人公の男子が複数の女子から好意を抱かれて、どのルートであれ、恋が成就すると叶わなかった人間が現れ、その人間は
「自らの恋愛が報われずに話が終わる」
という悲しい最後を迎えるのだ。
そう考えると、その世界軸に重婚はあっても良いのでは無いだろうか。
実際、リアルの世界でもそうだが失恋がきっかけで鬱病や精神疾患、様々な病気を発症してしまい、自殺未遂や自殺、殺人やストーカー事件などに発展したケースをよく耳にする。
一人の旦那さんと数人の奥さんの場合の旦那側と、一人の奥さんと数人の旦那さんの場合の奥さん側には精神的・身体的・金銭的等のストレスが伸し掛かり、独身や一夫一妻の時より辛いやもしれない。けれど、全員を平等に愛するから、「失恋」という概念が無いのではないだろうか。
併せて、重婚のよって子孫が繁栄する事は、少子化を防ぐ事にも繋がるのでは無いだろうか。
そう考えると、こんな想像が出来る。
「俺ガイル」での比企谷家に雪乃と結衣、いろは、沙希等が嫁ぐ。
→八幡が八幡に惚れた女性陣全員を漏らさず拾い、自殺者を出さずに人命を救う事が出来る。
→より家族が賑やかになる。
「カノジョも彼女」での向井家に咲、渚等が嫁ぐ。
→優柔不断さが活きてくる。
→不得意な事を第三者が補う。
→より家族が賑やかかつ一致団結をしてくる。
という感じになると思われる。
皆さんなら、どう考えるだろうか。