ジオの観点で考える香川でうどんが有名な理由
最近知って面白かった「ジオツーリズム」の世界をご紹介します!
(裏テーマ:なぜ香川でうどんが普及したか)
ジオはGeology(ジオロジー:地質学)やGeography(ジオグラフィー:地理学)など地球や大地を意味する言葉に使われる英単語の一部(接頭語)です。
そしてジオの知識を学びながら観光することを「ジオツーリズム」と呼んでいます
「なぜこの地域は角ばった岩が多いのか?」「なぜこの地域にキノコが多く生えているのか?」などを学ぶことで、その地域の魅力に触れながら観光を楽しむことができます。
今回はジオの観点から「なぜ香川でうどんが作られるようになったのか」を取り上げたいと思います!
遡ること300万年前ですが、現在徳島県を流れる吉野川は実は瀬戸内海に流れていました
しかし300万年前に元々北向きに沈んでいたフィリピン海プレートが太平洋プレートに押されたことで大きな横連れが発生しています。
Googleマップを見て驚きましたが四国から和歌山県・奈良県にかけて横ずれした1本の線があることが分かります。
マップを見ると吉野川も不自然に直角に曲がっていることが確認できます。
プレートが横ずれする地殻変動により四国山地が発生し香川(エリア)から大河がなくなります。
また四国山地により瀬戸内は雨も降りづらくなり結果的に水不足の地域となりました。
ただ山地の麓は良質な湧水地域となり、この水がうどん作りに欠かせない水となります。
地殻変動による影響ポイント
①水不足地域になったことから「小麦」の栽培が盛んになった
②山地の麓で良質な「湧水」が手に入るようになった
③瀬戸内の遠浅な沿岸と雨が少ないことで「塩」の生産が盛んになった(詳細は割愛します)
以上「小麦」「水」「塩」のうどん作りに欠かせない要素は300万年前の地殻変動によって出来たことが説明できます。
私はこのことを知って「ジオっておもしれー」と感じたのですが皆さんに伝わりましたでしょうか?笑
世界中の各地域に名産品がありますが基本的に「ジオ」の観点で説明ができるそうです
皆さんの地元の名産も「なぜその地域で根付いたのか」を調べてみると面白いと思うので、興味があればぜひジオツーリズムしてみてください!
何気ない日常の中にもなぜ?という疑問を投げかけることで、いつもとは違う世界が見えてくると思います
普段から疑問や仮設を立てる練習をすることできっとビジネススキルアップにもつながります
次回は大学生活4年間を香川県で過ごした私がおすすめするうどん屋を紹介したいと思います!
皆さんのスキ・フォローがはげみとなるのでぜひよろしくお願いします!
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