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【カラマーゾフの兄弟 読破の道_14】病的な寝坊

9/21(土)

 またやってしまった…。台北での集合時間の30分前にやっと起き上がった。久々に背筋が凍る思いをしている。アラームで起こしてくれなかった携帯や、時間を伝えていた目覚まし時計を恨めしく睨んでみるも、彼らは知らん顔をしている。僕の住む街から台北までは、少なく見積もってもバスに乗ってから1時間はかかるので、誰が見ても明らかなアウトだ。
 紙とホッチキスが散らばる机、ぎこちない場面で停止しているPC、片付けられず積み上がった本たちが目に入る。僕のだらしなさを代わりに表現してくれているようだ。取り敢えず待ち合わせをしていた相手に電話をかけて謝って、どうしたら一番マシな結果になるかを必死に考えながらシャワーを浴びた。

今回は特に、寝坊してはいけない理由がたくさんある
・高速鉄道の指定席を予約して(もらって)しまっていること
・今日のメインの予定である、売りに出す予定の作品のほとんどが僕の手元にあること
・一人との待合せではなく、複数人に迷惑をかけること
・僕が他の人々の共通の友人であること

 台湾に来てから変えられたと思っていた寝坊癖は、一度起こしてしまったことでこの先ズルズルと続いてしまいそうでとても怖い。原因は明らかで、睡眠/管理能力/想像力の3つの不足だ。早く寝るか、もっと効率良くいろいろ進めておくか、寝坊しそうな場合は先に連絡して相手に起こしてもらうなど、このどれかができていれば回避できたことだろうと思う。ご迷惑をかけてしまった皆様、すみませんでした。とても情けなく思っており、本当に反省しています。

あなたが殺したくせに。あなたが主犯じゃありませんか。わたしはただの共犯者にすぎませんよ。

「第四部、第十一編、第八章:スメルジャコフとの三度目の、そして最後の対面」より

進捗

上巻:■■■■■■■■■■ 100%
中巻:■■■■■■■■■■ 100%
下巻:■■■■■□□□□□ 48%

カラ兄読破まで、あと17.3%

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