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インド・代理出産クリニック・取材日記Vol.1
※この日記は、2014年1月に、インドの代理出産クリニックに取材した様子を記したものを、再掲したものです。
インド取材旅行1日目(2014年1月24日)
タイ国際航空で、バンコクのスワンナプーム国際空港経由して、ムンバイの、シャートラパジ・シバジ空港へ。写真は、飛行機から見たムンバイの夜景である。
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飛行機に乗っていた時間は、7時間と4時間半。先週も福岡に飛行機で行ったから、だいぶ飛行機が怖くなくなってきた。人間、慣れるものだ。今回は窓際に座れたのもよかった。
月並みだが、窓の外で、世界がどんどん小さくなっていくのを感じられた。自分は、なんて小さなことを気にして生きているのだろうと、日々の生活のあれやこれやに右往左往している自分を省みた。
空港を出ると、すぐにPick-Upの運転手と会えて、ホテルへ。運転手に「英語話せる?」って聞いたら、「No, Sir」って言われたのが驚きだった。「Sir」かあ。なんかこそばゆいなあ。ホテルのカウンターでは、今度こそ英語でやりとりをしたのだが、相手のインド訛りがきつくて何言ってるのかわからない。こっちの英語も日本訛りで、よくわからないんだろうなあ。明日からが心配である。明日は、インドの地方都市Anandに向かう。序盤にして最大の山場なのだ。
インド取材旅行2日目(2014年1月25日)
飛行機に乗り遅れた。いきなりのトラブルだ。目的地アナンドは、ムンバイから直接行くことができず、国内線でアーメダバードまで行って、そこから車なんだけど、この最初の飛行機に乗り遅れた。
俺のEチケットでは10:15出発ってなっていた飛行機が、なぜか9:45に出発するらしい(笑)。要するに、9:20での受付が遅すぎた。空港には、余裕を持って行きましょう。「14:10の飛行機に変更はできる」と言われ、4時間、空港で待つことに。
スチュワーデスには美人が多い、トイレ掃除の人は肌が黒い人が多い、インドでは、外見がもろ職業に反映している気がする。運転手、荷物持ちの人が、やたらとペコペコしている。「職業に貴賎なし」ってのは、この国では通じない気がするのが、直感的にわかる。しかし、生まれた瞬間に、職業と貴賎が決まってしまうというのは。。。
アーメダバードからアナンドまでは、プリペイドタクシー。全ての車とバイクがクラクションを流しなら、猛スピードで道をかっ飛ばす。あれ?信号は?無いの? そう、信号が無いんだよ。インドには。なんか、街中で、F1のモナコグランプリをやっているかのようなレースぶりで。しかも、ノーヘルでバイクの二人乗りする奴ら多数。
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ホテルに着いた。でも中々チェックインできなかった。旅行の目的を聞かれ、観光と言っても納得してもらえず、しょうがないから、
「代理出産クリニックを見に来た」って言ったら、
「それだと、観光ビザじゃダメだぜ」
「いや、特にアポイントメントは無いんだよ」
「・・・」
というわけで、なんとか、泊まることができましたとさ。