文化祭で売り上げ前年度比200%達成の秘訣

2018年の大学の文化祭で焼うどんを販売し、前年度比200%売り上げた方法についてシェアしたいと思います。この結果が達成できたのも、関係者全員の協力のおかげです。本当にありがとうございました。今回はこのような形で、私のスキルにより、売り上げたと書きますが、全員の協力(特に、副代表、会計、調理リーダー)のおかげで、「楽しさ×売上」を追求する事ができました。今日のテーマは、チーム全員で楽しむ事、五感で売ることの大切さ、ムダのなくすこと。

秘密にして、墓場にもっていこいうと思っていたスキルですが、ここでシェアしたいと思います。どうぞ。

売り上げをあげた理由は主に3つあります。

①マネジメントスキル
②分析力
③ムダを省く力

この3つさえ、あれば売上の向上は、革新的になります。


①マネジメントスキル

特に重要な事は、店舗メンバー全員と仲良くなることです。メンバーは合計すると102人いて、全員をマネジメントする事は、不可能でした。人数の多いこの場面で、重要な事は全員に顔を売るだけ。102人全員に私という人間はどういう人間なのかと知ってもらうことを気をつけていました。特に、事前に開かれる調理練習会では、特定メンバーと話すだけでなく、練習会に来てくれた人全員と話す事を気を付けていました。1年生からしたら、2年生は怖いと考える人も多いと思います。なのでとりあえず笑顔で。全員にお店の運営するのはこの人だよ~と知ってもらうこと。「頭の良い人×面白い人」というイメージ定着には気をつけました。信頼を稼ぐ事がどれだけリーダーに大切かは、コミュニティ運営をしたことのある人間ならわかるはずです。

ここで話をした相手のスキルや特性を把握します。なぜ今回文化祭に参加したのか、なにをこの文化祭で得たいのか。これが言語化できていない人もいましたが、102人全員はこの3つに分類する事ができました。

⑴楽しさ(学生っぽく青春を求める人)
⑵結果(最終的なインセンティブ欲しい人や利益向上の満足感)
⑶自己成長(責任のある立場で活躍したい人)

この楽しさ求めている人は、楽しそうな事は全部やらせました。
調理のパートや、異性に売るなど楽しみながらやる人は多かったです。
洗い物ですら、友達いたら楽しそうにやってました笑。一緒に作りあげる感覚で良いので、こちら側としては、マネジメントが楽なパターンでした。

結果を求める人は定期的にモチベーションアップのために、励ます活動をやってました。効率よい売り方を教えるだけで、やる気だしていきました。
また、現在の自分の売上のランキングを教えていました。今の立ち位置を知る事で、反骨精神が芽生え、再度情熱を持って頑張っていきました。この人材にとっては、ベンチマーク相手は大切です。

自己成長キャラは、責任あるポジションを与えるだけで勝手に動いてくれます。こっちは特に何もしなくても良い場合が多かったです。また、問題を発見、また事前予測し、質問を投げかけてくれるので、問題解決能力の高い人間が多かった気がします。この自己成長系の人には助けられました。

②分析力

分析力は、問題解決能力と言い換えてもらっても大丈夫です。
順調そうに見えますが、初日は全くもって順調ではありませんでした。自分の店舗の友達が買いにくるだけで、新規の顧客が獲得できませんでした。
そこで私は代表でしたが、店舗を他のメンバーに預けて、違う店舗の調査に行きました。そこで、私は他の店舗の分析をしました。すると2つの特徴的な店舗を見つけました。1つは、ミスコン、ミスターコンテストの人々を客寄せに売っている店。この店の戦略は天才です。人間は、美男美女に弱い生き物です。自分たちの店舗も美男美女がいましたが、正直勝てるわけがなかったです。。2つ目は、大きな声で売る店。大きな声はインパクトがありますし、この店は行列ができていました。正直、大きな声を出すを2番煎じでやっても勝てるわけがありません。。たぶんうちの店のやろうとする戦略はどこの店もとりいれていると感じました。。

そこで2つの店を具体とした時に、抽象化してみようと思いました。
可愛い子で客寄せ、大声で売る→五感で売る。

五感には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚があります。

視覚と聴覚以外で売る方法。。。。


→嗅覚がありました。


嗅覚を重要視して売ることにシフトチェンジしました。
聴覚を重要視する。焼うどんを自分は売っている。

⑴売っている姿(作っている姿)を見せる
⑵自分で食べちゃう

この2つの戦略を行いました。

作っている姿が可視化されることでお客様は美味しそうと感じます。作っている姿を見せる事にこだわりました。パフォーマンス性を取り入れていきました。また、焼うどんの屋台の前で、自分達の商品を3人ずつで食べました。(これは私の自腹です笑笑)

焼うどんを食べている姿を見ることで、美味しそうと感じる。

焼うどんを食べている匂いを嗅ぐことで美味しそうと感じる。

焼うどんを作っている姿を見ることで、美味しそうと感じる。


→これで、僕の勝ちです!!!


あとは勝手に売れていきました。
五感のうちの嗅覚、視覚を上手く使って売っていきました。
これは、僕の分析力が生んだ産物です。
最後におまけとして、みんなで声を出す(聴覚
可愛い子を店のまわりに配置する。(視覚
自分のサークルの写真を店に貼りまくる(視覚

→「文化祭の店舗ビジネスは五感を制したものが勝者となる」

断言します。

あとぼくは、体中に、「TOEIC850点」「英検準一級」と書いて視覚にインパクトを与えるという奇行をしていました笑。


③ムダを省く力

トヨタ自動車で代々引き継がれている7つの無駄という概念があります。

加工のムダ
在庫のムダ
造りすぎのムダ
手待ちのムダ
動作のムダ
運搬のムダ
不良・手直しのムダ

この無駄を意識することを私は文化祭期間中に気を付けました。

特に在庫管理です。

店舗ビジネスで在庫管理の能力は大切です。文化祭のリーダーはマネジメントするのだけが仕事ではありません。結果に責任を持つことです。在庫がなければ売れません。なので、会計の人、買い出し係と連絡をとって在庫量の確認を怠りませんでした。在庫量の確認などせず、1日で売る量をまとめて置いとけば良くないとなりますが、食品ビジネスはそうはいきません。
品質の問題が生じます。
また、私の大切にしていた

出来立ての提供(品質)並びに、

作っている姿を見せる(視覚)

作り置きでは、できない付加価値がありました。

在庫のムダは特に大敵です。

このムダの排出に特に気を付けていたこと、出来立てという名の付加価値に気を配っていたことが成功の要因です。



最後に
⑴自分の店の周りで、ラーメン、焼きそばを売っている。
⑵そもそも焼うどんって食べたいかな??
⑶失敗したら責任を負うことになる
⑷焼うどんって昼食後に、売れるかな??

など、SWOT分析後に、弱み、脅威はたくさんありました。
でも、102人全員が協力してくれた事で、楽しくて、結果も出して、成長もして、仲良くなることができました。
特に企画セクション、四役、調理リーダー、先輩方を始め、毎日8:00から夜遅く(夜中2:00)まで4日間毎日協力してくれました。本当にありがとうございました。

今年の文化祭の成功を願っています。
このブログが何か今年の成功へと役立つようにと執筆致しました。
ここまで、読んで頂きありがとうございました。



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