【ベガルタ仙台 選手採点】2023明治安田生命J2 第10節 ファジアーノ岡山
なんとか3連戦も記事をアップすることができたぜ。
週1でもきついのに、週2が入るとマジでスケジュールに追われる感があるけど、食らいていけました。
金沢戦で生観戦して以来、『スタジアムでサッカー見たい、てゆーか、ユアスタ行きたいぃぃぃ!』と思う気持ちが高ぶっております。
Twitterを見ると、関東サポの方でも毎週ユアスタに参戦している方いて素直に羨ましいです。
中にはホームアウェイ関わらず都内から参戦している方もいます。こないだの清水戦も勤務後に参戦している人もけっこういたので、素直にリスペクトです。
その方々に毎回思いを託ししながらDAZNで応援してますが、勝っても負けても現地で見ているのが一番いいですね。
負ければ悔しいのは一緒ですけど、現地で見れたほうがうまく消化できる気がします。テレビの前だと悶々とすることが多い。
今年は関東アウェイに行ける日程が少ないので、なんとかして調整して現地で応援できるようにするんだ。(鉄の意志)
と、前振りがクソ長くなってしまいましたが、早速振り返りを。
今節は木山監督が率いるファジアーノ岡山との戦いです。
それではどうぞ、
スタメン
ベガルタ仙台
3連戦の締めくくりとなる今節は。
若狭の代わりに蜂須賀が今季初のスタメン起用。
最終ラインは中央は小出と菅田のコンビで蜂須賀とキムテヒョンが左右のサイドバックに入った。
中盤から前は変更なし。
ベンチに氣田が復帰したが、大きな入れ替わりはなかった。
FWの交代選手が不在なのが気がかりである。
ファジアーノ岡山
2勝2分といいスタートを切ったが、そこから5試合連続勝利無し。ここ4試合連続ドローといまいち乗り切れていない岡山。
デュークが抜けて得点パターンをまだまだ構築中といったところでしょうか。とはいえ、ヨルディ・バイスと柳の両CBの守りは堅く、守備で大崩れするようなイメージはない。
木山監督は縦に早いサッカーを志向するので、相手のペースに合わせないことが求められる。清水戦の前半みたいな展開になってしまうと相手の術中にハマってしまうのでゲームをうまくコントロールしていきたい。
前半
システムはお互い4-4-2を基盤として、中盤をコンパクトに保つ陣形でスタート。
前線からのプレスを掛けながら、相手の時間と余裕を奪うところも変わらなかったが、序盤は仙台のほうが中盤と前線の連動がスムーズにいっていたようにみえる。
そんな中、突然スコアが動く。
CKのクリアボール中島が前線で追い掛け回したことで、ボールを下げた岡山守備陣のパスがずれる。
イージーミスが連鎖し、足元にこぼれてきた中島がGKを見ながら冷静にまた抜きシュートを決めてゴール!1-0!
猛然とクリアボールに対してプレスをかけ続けた中島の動きが報われた形だったが幸先の良い先制ゴールを奪えた。
連戦の中でホームで先制できたのはチームにとっても大きなアドバンテージとなった
これで勢いづいた仙台は前半主導権を奪う。
前線から相手DFのビルドアップをサイドに誘導してボールをハントする。
全体がコンパクトになっていることもあり、このあたりかなり連動してボールを奪うことができ、そこからカウンターという機会が多くなっていた。
ただサイドからの攻撃も岡山の両CBの高さがあるため、決定機というのはあまり多くなかった。
岡山も時間の経過とともにボランチのもらう位置を下げることで、ボールを回し始めた。しかしそこから相手の決定機という部分は作れてなかった。仙台の菅田と小出が櫻川ソロモンをうまく抑え込んだことも影響していたと思う。
そのまま前半終了。
概ね仙台ペースで45分間が過ぎていった印象だった、
後半
両チーム後半開始から1人づつ選手交代。
岡山はムークに代えて木村を、仙台は秋山に代えて内田を投入。
ムークはややフラストレーションを溜めていたように見えたのでその点もあったかもしれない。
仙台は毎度の交代だがこの試合の秋山は守備も悪くなかったから意外だった。最初から決めてたんだろうけど、もう少し引っ張っても良かったと思った。
後半、盛り返したの岡山だった。
交代で入った木村のSBの裏に走り、そこに対してロングボールを放り込む。そして最初のチャンスで失点を喫する。
ロングボールの処理を菅田がクリアし損ねて木村が抜け出す。
中央の櫻川ソロモンに仙台の守備陣が2人釣られてしまい、逆サイドの佐野がフリーでボールを受ける。冷静にGKの動きを読んだ佐野がゴール。失点。1‐1。
後半開始3分で追いつかれてしまった仙台。前半の守備が良かっただけにそれを継続していこうという出鼻をくじかれてしまい、やや重い空気が流れる。
仙台はこの失点を機にやや左サイドのポジションが下がってしまい、岡山にスペースと時間を与えてしまい、そこから岡山ペースで時間が進んでいくが
決定機までは至らず時間が経過していく。
その後、連戦ということもあり、両チームのスピードや強度が落ちていく。
交代選手を使いながら、それを維持しようとするべく仙台は氣田、岡山はチアゴ・アウベスを投入をして巻き返しを図る。
両チームともにチャンスは訪れたが、精度を欠き得点は奪えず。
仙台は中島がボールに渡ることが多かったが、焦りもあったのかやや無理な状況でもシュートを狙うことが目についた。
中島の積極性は買うが、余裕がなくなると自らの力で無理矢理こじ開けようとする点が多くなるのがもったいない。
もう少し周りを使ったプレーが増えると、さらにいい選手になると思うんだけどな。
岡山はチアゴ・アウベスにボールを集めるが、こちらもゴールをとらえられない。
後半の決定機の再来となったサイドから佐野に渡ってカットインからシュートやチアゴアウベスのシュートもGK林が懸命にブロックして1点を許さず。
スコアは動かず、1‐1のドローで試合終了。勝ち点1を分け合った。
連戦もあり、最後はお互いにバテバテだった。
仙台は交代選手を2枚余らせていたのが不可解な采配だった。
最後は勝ち点1を狙いにいったのかもしれないが、ホームでの連敗を阻止すべく動いてほしかったな、というのが感想。
選手採点
失点はしたものの後半のピンチを好セーブで凌いだ林がMOM。中島は良くも悪くも積極性が色濃く出てしまった
GK 33 林 彰洋 6.5
ポジションやボール反応が良く、最少失点に抑えた
DF 22 小出 悠太 5.5
見事な縦パスを入れるシーンもあったが、つまらないミスもあった
DF 15 菅田 真啓 5.0
失点につながってしまう痛恨のクリアミス
DF 20 キム テヒョン 5.5
木村の突破に食らいつきながらよく守っていたがイエローカードは余計だった
MF 6 エヴェルトン 6.0
近めのパスが多かったので、大きく展開するところがあれば尚良しだった
MF 32 鎌田 大夢 6.0
おしゃれなパスと献身的な守備でチームに欠かせない選手になっていた
MF 4 蜂須賀 孝治(72'OUT) 5.5
前半は最終ラインを助ける動きを見せていたが、後半はやや失速
MF 2 秋山 陽介(46'OUT) 5.5
前半のパフォーマンスが良かったのでもう少し見ていたかった
MF 11 郷家 友太(82'OUT) 5.5
前半はパスの受けどころになっていたが、後半は消えていた、
MF 7 中島 元彦(75'OUT) 6.0
1点目を呼び込む前線からの献身的なプレスは称賛に値するものだったが、後半はやや我が強い部分が出過ぎてしまった
FW 13 山田 寛人 5.5
90分間動き続けていたが、後半はさすがに疲れが見て取れた
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DF 41 内田 裕斗(46'IN) 5.5
木村に裏を取られて失点、クロスの精度も欠いた
MF 18 氣田 亮真(72'IN) 6.0
怪我の影響を感じさせず、前への強い矢印を感じさせるプレーでチームを牽引
MF 35 フォギーニョ(82'IN) 5.5
守備のタスクはこなしていたが、攻撃の活性化にはならなかった
監督 伊藤 彰 5.0
連戦の最終戦で2人の交代枠を残したのは疑問。ホームなので勝ち点3を取りに行く采配が見たかった
あとがき
上にも書いたが、交代枠を余らせたのはわからない。
連戦が続いてる中、後半途中から明らかに選手の消耗が見れた。交代選手が限られていたが、ベンチに入ってる選手は連戦で消耗していた状態の選手よりも悪いのか。
せめてあと1枚交代カードを切っていれば、印象は変わったかもしれないが2枚残しは理解に苦しむ。
相手の木山監督に対して「感情は無い」と話してましたが、ごめんなさい。嘘でした。目前にすると倒したいという気持ちが強くでてました。
ブーイングするほどの気持ちはないが、「この監督にはユアスタでは負けられないし、勝ちたい」という気持ちがでてました。
それだけに勝ち点1では満足できないという面があることは補足しておきます。
10試合が終わり、勝ち点13。首位町田とは勝ち点差10。
『10も差がある』とみるか『まだ10しか離れてない』か判断が難しいですが、私は前者です。
率直に『間に合うか?』というのが本心です。
気持ち的にはまだ焦る段階ではない、という思いもありますが、いつまでも今の状態を良しとしていもしょうがない。
これがアウェイで勝ち点1ならいいが、ホームでは勝ち点3を稼げるからこそのアウェイの戦い方。
ホームで4試合勝利無しのこの状況はよろしくないので、早く「ホームで強くアウェイでは強かなベガルタ仙台」になって頂きたい。
次節は藤枝MYFC。今年J2初昇格となったチームですが、現在8位と仙台より上位のチームです。
ここからの3試合は藤枝→大分→秋田と上位陣との対決が続くため、勝ち点差を縮めるためにも勝利を飾りたい。
フォルツァ、仙台!
いつだってサポーターが求めるものは勝ち点3だ!
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