《連続投稿500日まであと1日》バーチャル美術館というUX
日経電子版の記事【おうちでミレー鑑賞 山梨県立美術館がバーチャル展示室】は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い休館中(記事の時点で)の山梨県立美術館が、公式サイトに「バーチャル展示室」をオープンしたと報じています。
さっそく、この施策の内容を記事から整理してみると――
▶バーチャル展示室など
① 矢印をクリックする事で⇨ミレー館の入口から、展示室を歩いていく
疑似体験。
② 壁に掛かった絵画をクリックする事で⇨絵が大きく表示され、作品名・
年代・解説も読める=絵に近付いていく疑似体験。
③ さらに、「おうちで美術鑑賞」のコーナーでは、作品の一部を拡大して
詳しく解説。
④ また、「Web版! 創作教室」のコーナーでは、普段実施している創作
教室の一部を自宅で楽しめるよう写真付きの解説が。
実際にサイトを訪問すると、普段、美術館で体験できることを、何とかして伝えようという思いが伝わってきます。
このような施策、バーチャル美術館には、単にコロナからの緊急避難的なものを超えた、アフターコロナのニューノーマルたりうるUX(ユーザーエクスペリエンス)があるのではないでしょうか?――
▶バーチャル美術館というUX
(1)難しい面もあるが、受け手である利用者側にVRのゴーグルや、鮮明な
画像を鑑賞できる大型のモニター等の機材があれば、さらにリアルな
体験を楽しめる。
(2)有料化・期間限定などの条件をどうするかにもよるが、いつでも、
どこでも美術鑑賞できるポテンシャルがある。
(3)実際に美術館に行く体験とバーチャルな体験をセットにして楽しむ
という使い方が広がっていくかも知れない。
(4)さらにAIチャットボットで質疑応答できれば、ますます面白い。
など
バーチャル美術館というUXには、美術館再生、より美術館を身近なものにするパワーがありそうです。
《連続投稿499日目。
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