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《連続投稿455日目》レジ袋をめぐるあれこれ

 少し前の日経電子版の記事【マイバッグ調査 レジ袋有料化で増える「平底」派】は、いよいよ7月から始まるプラスチック製レジ袋の有料義務化(①持ち手の付いたものが対象。②価格は各事業者の判断。③バイオマス素材を25%以上配合したものは無料配布可。)をめぐって、先行して取り組んでいる事例が取り上げられた興味深いリポートです。



 さっそく記事などから、レジ袋有料化に対する消費者の様々な対応を整理してみると――

▶レジ袋有料化に対する消費者の対応

①『マイバッグ(エコバッグ)』(商品を詰め易い平底タイプが主流)
 ・・・レジ袋代は節約したい。
 ・・・環境意識から積極的に協力する。
 ・・・レジでスキャンした商品を入れる買物カゴにマイバッグをセットして
  レジ係の人に詰めてもらえば手間が掛からない
  ⇨(問題点)レジ担当者は、商品がつぶれないように、汁漏れしない
       ようにと、相当に神経を使うことになり、明らかに会計に
       要する時間が増える後続のお客様をその分待たせること
       になる。

②『マイかご
 ・・・そのまま車に積んで帰るだけで手間いらず
  ⇨(メリット)客自身にとっては手間が掛からず、レジ担当者の負担も
        軽減
される。店は、会計前と会計済みのカゴを用意しなく
        ても済む

  ⇨(課題)車でない時、カゴだと中身が丸見え……

③『持参したレジ袋
 ・・・何回か使っているうちに破けたりして駄目になるかも知れないが、
  節約にはなる。

④『店に用意されている無料の段ボール

⑤『レジ袋を購入する
 ・・・レジ袋は、ゴミ袋になど、意外に用途が広い
  ⇨(課題)有料なだけに、レジ担当者は、お客が一つのレジ袋にどの位
       詰め込むのか、何枚ご用意すれば良いのか迷うことになる。
       その都度必要枚数とサイズを聞くのか?枚数に関わらず
       定額にするのか?



 上記以外にも、①プラスチック製レジ袋が有料になると、無料の紙袋の需要が増えるのではないか、②プライバシーに配慮すべき商品の場合の対応、③プラスチック製レジ袋が減った分、別の所で環境負荷が増えてしまっては元も子もない(本当にレジ袋削減は有効なのか?)など、現実には様々な問題・課題がありそうです。
 環境負荷低減は必須の社会課題ですが、レジ担当者に過大な負担がかからず、消費者にとっても納得のいくスキームの確立が問題となりそうです。



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