麹町中学校 工藤校長の考え方
麹町中学校の工藤校長の考えにとっても興味を持っています。
子供の教育だけでなく、家族や仕事などで是非軸として使いたい考えです。
最初にその考えを聞いたのは『未来の先生展』での特別鼎談。
その後、工藤校長の書かれた書籍を読みました。
私の中で噛み砕いたそのエッセンスは、以下の三つかなと思います。
1. 皆で合意できる最上位目標を決め、共有する
2. そこに向かう手段、方法は色々あると認め合う(多様性)
3. その手段が目的とならないよう、最上位目標を常に確認し合う(宿題や担任制廃止に繋がる)
麹町中学校が有名になったセンセーショナルなキーワード、
宿題ゼロ
定期テストなし
担任制廃止
これらは、先程のエッセンス1,2,3をグルグル何度も回したことの結果ではないかと思うのです。
つまり、これらは目的ではなく手段であった。
では、麹町中学校の最上位目標とは何でしょう。
それは、
自律した、当事者意識を持った、人のせいにしない人間
というようなもの。
ここで注意したいのは協調性や”みんな仲良く”というような概念はないと言う事。
みんなで力を合わせる、と言うことは一つの手段ではあっても目的ではない、と工藤校長は考えているようですね。
「最上位目標を決める」ということ、子供の教育だけでなく家族や仕事においても、当たり前なことだけどなかなかできていない、大切なことだと思います。