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子ども達が決めた(意外な)iPad使用ルール

今日の放課後ミエルでは、iPadやスマホの使い方について、子ども達と話し合いをしました。これは、最近頻発していたiPadを巡る子ども達のトラブルや、大人たちのもやもやした気持ちを背景に企画されました。しっかり雪遊びをした後で、主に5年生たちと中学生、そして放課後ミエルのスタッフで話し合いは始まりました。


話し合いの前の話し合い

まずは前提として以下のことを共有しました。

  • 放課後ミエルの事は、放課後ミエルのメンバーで決める。

  • 大人は一方的にルールを押し付けない。

  • 大人も正直な気持ちを言う。

SNSの懸念点

議論の出発点として、大人側からSNSの利用に関する懸念点を共有しました:

  • SNS企業は、自らの利益のために、利用者の時間を1分でも多く奪おうと最新の技術を駆使していること

  • YouTubeやTikTokの中毒性とそのカラクリ

  • スクリーンタイムの長さが学業成績やうつ病などに与える影響

大人の正直な気持ち

その上で、大人の正直な気持ちをミエルのスタッフが気持ちをこめて伝えました。
「ミエルに来るなりiPadは?と言われるのはがっかりする。」
「iPadするために来たの?と思うと、ちょっと悲しい。」
正直、このような気持ちを伝える事には勇気が必要だと思います。
でも、子ども達に真摯に向き合わないと、大人側の気持ちが伝わらないと思いました。

その後、子どもたちに意見を自由に述べてもらいました。

意外な結論

当初は「一人当たりの使用時間を決める」「順番を決める」といった意見で落ち着きそうでした。でも、個人のiPadやスマホを持ち込む場合についての議論が紛糾し、その流れで「iPadがなければ問題は起きない」「YouTubeやゲームを禁止すべき」といった厳しい意見が出てきました。あれだけ動画やゲームをやっていた子どもたち自身が、このような厳格な提案をする事に驚きましたが、最終的には「企画を進めるためや調べもの以外ではiPadを使用しない」という結論に至りました。

この「原則YouTubeやゲームの禁止」を子ども達が決めた事から、子どもたちが放課後ミエルでの動画視聴やゲームプレイについて、何となく疑問を抱いていたのかなと感じました。でも、何となく「みんなやっているし」、「自分だけできないのはずるい」そんな気持ちでiPadを使っていたのかなと思いました。

今後の展開は

とは言え、みんなで決めたこのルールが、どれだけ納得感を持って守られていくか、守られなかったときにみんながどう行動するのか、ここからの展開が楽しみです。
今回の話し合いが、子どもたちにとって(大人にとっても)、デジタルデバイスとの健全な関係を築くための機会になればと思います。

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