かけっこ練習ノート - 腕を左右に振る子
2月11日(木・祝)
今日の練習前鬼ごっこは、みんなのリクエストでドロケイではなく公園全体での増え鬼になりました。
そして、メンバーのパパが鬼になってくれました。
いつもと違う鬼でみんな大盛り上がりでした。
今日は人数が少ないので二つのグループに分けて練習しました。
どちらのグループもテーマは左右への動きです。
後ろから子どもたちの走りを見てみました。
すると、腕ふりや足の動きの幅が肩幅と殆ど同じ人と、肩幅から大きく左右に飛び出る人がいるのに気づきました。
体自体が大きく左右に揺れている子もいます。
腕や足や体の左右への動き、これは走りにどう影響してくるのでしょうか。
今日はその中でも腕振りの左右への動きに注目してみました。
注意)実際には腕を真横に振って走る子はいないですが、腕の振りが前後だけでなく左右にも開いている動きをここでは便宜的に「左右に振っている」と言うことにします。
まずは試しに立ち幅跳び。
腕を左右に振って跳ぶのと、前後に振って跳ぶのを比較してみました。
多くの子は前後に腕を振った方が、左右に振った時よりも5cmは前に跳べていました。
1歩で5cmの差がつくということは、50m走が30歩だとすると約1.5m分にもなります。
大きいですね。
でも、腕を前後に振るのと左右に振るのとでこんなに差がつくというのに、どうして腕を左右に振ってしまう人が多いのでしょうか。
ここが大切なポイントだと思います。
実際に腕を前後に大きく振って長く走ると気が付くことがあります。
疲れるのです。
そして左右に振っているだけだと、あまり疲れない。
ですので、無意識に走っているとどうしても腕を左右に振ってしまいがちなんだと思います。
人間は効率よく長く走れるよう進化してきたのですね。
でも、短い距離を速く走るときは、腕を思い切り前後に振る。
細い路地を走る時のイメージです。