書評『子どもへのまなざし』
次男が保育園に行けなかったときに、先輩に教えてもらった『子どもへのまなざし』という本。
子どもが生まれる前に読んでいたら、子育てが変わっていたかも、と思うような本でした。
とは言え、今のような状況だから、この本の内容がより響いたようにも思います。
次男が保育園児のうちにこの本を読めてよかったと思います。
大切なのは、この本で著者が繰り返し強調している以下の言葉、これに尽きると思います。
乳幼児期の育児は、ひとことでいえば、子どもの要求や期待に、できるだけ十分にこたえてあげることです。
なぜ、そうなのかということは児童精神科医の著者がこの本の中で詳しく説明しています。
この本の発行は1998年、著者は1935年生まれ、さすがに古いなと感じるところはありました。
特に子育ての役割を男女でクリアに分けていること。
母親が主体、父親はそのお手伝い。
今書かれるなら、こうはならないのでは、と思います。
でも、子育てをする上での頼りになる拠り所、芯のようなものができる本だと思います。
ところで次男ですが、今は週に1度くらい保育園に行きたくないという日があります。
彼が今元気で楽しく過ごせることが一番だと思い、どうしても行きたくない日は休んでいます。
そんな日は家で絵を描いたり、もそもそしたり、ぶらぶらしたりして、ゆったりのんびり心と体を休めています。