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アニメドラマ『くぅちゃんと天使』、そしてショートショートの難しさ

アニメドラマ『くぅちゃんと天使』(原作:さわきゆりさん)が好評です。前回が2022年の新春SP『さようならハローワーク』だったのでちょうど一年振りのアニメドラマとなりました。


思えば、2年前はアニメドラマを月に2本作っていたわけですが、今から思うとよく作っていたな〜と我ながら感心します。まあ元々は自作曲の宣伝のために始めたのですけどね。(前に作った作品は完成度に問題があったため、今回ほとんどYouTubeから削除しました)

今年はもう少しコンスタンツに(でも不定期に)作っていきたいと思ってはいるものの、アニメドラマを作るのに一番苦労するのはよい台本を探すことなのです。

10分完結のお話で感動させることがいかに難しいか・・しかもショートショートというからには最後にどんでん返しがあった方がよいわけで・・なかなかよいお話が見つからないですね。もし見つかったとしても声劇用の台本に直さなければならなかったりして・・結構大変です(前は私がやっていました)。

この『くぅちゃんと天使』は本当によく練ってあるお話です。さすがさわきゆりさん! このぐらい質の高い台本が集まれば2ヶ月に1つぐらい作りたいかも・・。

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下は、『くぅちゃんと天使』の原作で、私が特にうまいなあと思う場所です。(ネタバレ注意)

①天使が現れる場面のくぅちゃんのセリフ「鈴ちゃんと見た絵本の、天使さまにそっくりなんです」

このセリフが入ることによって、鈴ちゃんくぅちゃんがどのくらい仲が良かったかよ〜くわかりますね。説明っぽくならず自然にセリフに含まれているのがうまいなあと思いました。


②天使から寿命を告げられた後のくぅちゃんのセリフ「天使さま、お願いです。 パパとママ、鈴ちゃんがお嫁に行ったばかりで、まだ、とっても寂しいんです」

このセリフで、くぅちゃんがとても優しい性格で、いかにパパママのことを思っているかがよくわかりますね。



③くぅちゃんの意識がなくなっていく所:くぅちゃん 「パパ、ママ、鈴ちゃん。くぅは、3人が大好きだよ」ナレーション「それが、くぅちゃんの、最後の思いでした」

白雪さんのセリフの表現力が見事!その後のいぬいさんのナレーションも絶妙です!視覚的に一番苦労した部分でもあります。


④最後のシーン:くぅちゃん 「また、パパとママと、鈴ちゃんに会えるのね!」
ナレーション「3人のやさしい笑顔を思い出したくうちゃんは、 嬉しくて、まだできたばかりの、小さな小さな手足を、ぱたぱたと動かしました」

ここも白雪さんのセリフが泣かせます。それに最後の〆のナレーションがまたいいですね〜。こうしてリスナーのイメージが膨らんだところで物語はおしまいとなり、曲に移っていきます。

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さわきさん、またよいお話ができたらぜひご提供ください。それとDVDにしたので、もしご入用なら差し上げます🤗






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