【知立市議会】2024/12/9 一般質問 兼子義信 ”地域で築く安心ネットワークと子どもの未来を輝かせる教育環境の実現”
1. 地域で築く安心ネットワーク
高齢者の孤立防止と見守りの強化
高齢者の一人暮らし世帯の増加が社会問題化しており、知立市でも緊急対応が求められる。
課題の要因:
社会的つながりの希薄化。
経済的困難や生活リスク。
健康上の問題。
市の対応:
「高齢者見守りネットワークガイドライン」(2017年策定)を基盤に、64事業所と提携。
民生委員や地域団体との情報共有、通報システムの構築。
地域包括支援センターや生活支援協議会との連携強化。
今後の提案と方向性
民間事業者や市民協力の推進:
地域住民の主体的な参加による「安心ネットワーク」の構築。
教育機関との連携:
中学生による高齢者支援活動(声掛け運動、ゴミ出し補助)が一部団地で実施中。
課題:
子供たちの安全確保。
活動内容の範囲と支援体制の整備。
小学生の参加:
総合的な学習の一環として、地域課題をテーマに高齢者支援活動を検討。
2. 子どもの未来を輝かせる教育環境
教職員の働き方改革
給食業務の効率化:
給食費の徴収や月食管理が教員の大きな負担。
提案:
スプレッドシート等のデジタルツールの導入で、効率化を図る。
教員業務支援員が給食関連業務に関与可能とする。
教員業務支援員の拡充:
現在8名が各校に配置。
役割: 印刷物の準備、環境整備、行事の補助。
要望:
人員増と勤務時間の拡大。
補助金を活用したさらなる支援。
コミュニティスクールの推進
南中学校区の現状:
コミュニティスクール(学校運営協議会)が発足。
地域学校協働本部が活動を支援。
地域コーディネーターの役割:
地域住民やボランティアをつなぐ役割を担い、教育活動を支援。
3. 生涯スポーツの普及と地域活性化
高齢者向け健康施策
健康遊具:
現在、7公園に設置。
地元の要望に基づき設置を推進。
ウォーキングコース:
散歩道協議会が60kmの散歩道を整備。
今後も案内板設置や安全なルート整備を進める。
グラウンドゴルフと運動教室
グラウンドゴルフ:
主要公園やグラウンドで実施。
年間数万人が参加。
街角運動教室:
開催場所が19カ所に拡大。
「街角測定会」による効果測定で、多くの参加者が健康維持を実感。
市長からの総括と決意
地域活動への参加を促進:
高齢者自身が積極的に地域活動に関わる姿勢を大切に。
教育環境の充実:
子どもたちの個性や可能性を伸ばすため、教職員の業務負担を軽減し、笑顔の絶えない学校環境を目指す。