年齢別「言葉の扱い方」
声優という言葉を扱う仕事をしていると、ふとした瞬間のひと言にすら何かを感じるようになります。
特に思うのが言葉遣いと年齢感。
何のために言葉を発するか、誰のために言葉を発するのか、そこには年齢感を表現するに足る相関性があります。
それでは早速本題にいきましょう。
ひとつの大きな転換期は、20代と30代です。
20代までは「自分のために言葉を使う」
30代からは「相手のために言葉を使う」
これです。
しかし、この変化は年齢と共に自動的に訪れる訳ではないことにも注意が必要です。
どれだけ多くの人とコミュニケーションをとってきたか?
どれだけ多くの人間関係のトラブルを解決してきたか?
どれだけ多く自分と向き合ってきたか?
そんな経験の積み重ねが一定ラインを超えてくると、他者への思いやりがある言葉を出せるようになります。
細かく言うと幼児〜大人まで様々な言葉遣いがありますが、ビジネス的な視点で語ると今回の話題のような変化が一番大切だと思います。
特にふとやってしまいがちなのが言い訳です。
自分のために使う言葉の最たる例ですね。
言い訳をするタイミングを考えてみて下さい。
誰かがあなたにアドバイスやダメ出しをしてるはず。
その人はなぜあなたに嫌われるかもしれない事をわざわざ言ってくれているのか?
怒りをぶつけるような言い方でない場合は、相手はできるだけあなたのために言葉を選んでいるし、それはとても疲れる行為です。
それを読み取れたらきっと返事の第一声を「いや…」とは違う言葉から始められると思います。
相手に喜ばれる言葉を出せるように人生経験を積んでいきましょう!
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