掃除が義務化された会社
始業前の掃除を義務化している会社に少なからず抵抗感をもっていた私。
そんな中、転職先の会社にはまさにそのルールがありました。厳しい会社に入ったかも!?とちょっと慌てました。
でも、実際に掃除が習慣化してくると案外悪くなく、むしろ清々しさを伴う営みだと気付きました。
なんでそう思えたのかというと、自分が出社する東京オフィスは、現在、私を含めて14歳年下の同僚の2人しか出社していないので、強制感がまるでありません。
そもそも2人じゃそんなに汚れないし、広くもないので掃除がしやすいこともポイントです。
また、東京オフィスは、社長が懇意にしている企業のオフィスを間借りしている格好なので、「使わせて頂いている」側としては、キレイに使うのが礼儀だと思っているので、当たり前のことをしている気になります。
さらに、14歳年下の同僚が褒め上手であることも侮れません。
こっちが掃除した箇所に気付き、「ここ拭いてくれたんですね。すごくキレイじゃないですか。ありがとうございます」と言ってくれるんです。人は自分の行いを認められると、モチベーションが上がります。その点、同僚は名コーチかもしれません。
そんな環境で掃除をしていると、
・自分の働く場所を掃除するのは実はすごく当たり前のこと
・掃除をすることでオフィスをキレイに保とうという意識が芽生える
・掃除をする心の余裕を持つことは穏やかな職場環境を維持する上で大切
・掃除に対する興味関心が増して、私生活での掃除のモチベーションが上がる
など、いいことづくめだということに気付きました。
もし、最初がこういう環境じゃなければ、掃除の良さに気付けなかったと思います。
あとはこれから、オフィスが大きくなったり、人が増えてきた時に、出てくるマイナス感情に要注意です。
・強制感
・不平等感
・負担感
これらは少なからず絶対に出てくると思います。
いかに今のいい状態を維持できるかが大人の胆力の見せ所です。
たかが掃除、されど掃除。
主体的に掃除を楽しめる自分であり続けたいです。
これまで、掃除を義務化している会社の思いや狙いがようやく理解できた気がします。