ライフスタイルの最適化(Lifestyle Optimization:LSO)に取り組んでみよう

私は昔からライフスタイルをデザインするようなことをよく考えます。

自分への自信のなさから、生き方についても他者からみて適切であり恥ずかしくない生き方を目指すようにしてきました。

いわゆる、「他人に後ろ指をさされないような生き方」という範疇を超えた、「優等生の自分を演出する」ようなことです。

誰だって正しく美しく生きたいという気持ちは大なり小なり持ち合わせていると思うのですが、それがあまりに度を過ぎると、自分の中の基準ではない誰かの基準の中を生きることになってしまい、窮屈な生き方になってしまいます。

私も人並みに恋愛し、結婚し、子どもを授かり、一軒家を建てて、いわゆる普通の生活を送れています。

あまりに普通すぎて、これがいかに恵まれていることなのかということを忘れてしまうほどです。

ですが、モノが散乱した部屋を見た時や、ミニマリズムを提唱するような書籍に出会った時に、むしろモノに溢れた豊かな(?)生き方をしている方なんじゃないかと思うようになりました。

子どもも小さくて、おもちゃや絵本などモノが溢れやすいけれど、今はどれも必要な時期です。

私が一人で暮らしているわけじゃなくて、パートナーの満足度や子どもの健やかな成長を目指すのであれば、多彩なオモチャや様々なイベントで多くの経験値を積ませてあげることは非常に大切なことであり、今はそれがとても重要な時期です。

また、災害に備えてある程度のものを備蓄しておくことだって重要です。モノが少なければいいというものではありません。

ただ、そういった理由では説明できないようなものも多くあります。

ほとんど使うことはないのに必要以上に溜め込んでいるレジ袋や紙袋、惰性で通っている習い事や集まり、必要性がなくなっているのに払い続けているサブスクリプションや高いままの通信費などがそれに該当します。

モノやサービスが多すぎるからとミニマリズムにどっぷり浸かるつもりはありません。

窮屈な生き方になると、仮に自分は良くても家族が辛い思いをします。

ストレスに感じてしまったり、本来なら得られるべき成長が得られないということも大いにあり得るからです。

でも、一般的に考えてモノやサービスが不足しすぎて困ることって今はあまりないんじゃないかと思います。

少なくとも私はあまりそういう状況になりません。

むしろ多すぎて困る、不快感を感じるということはあります。

ミニマリストが話題になるのもわかる気がします。

一方で、少なすぎるというのも困りますよね。

前述したとおりです。

昔の人は言いました「過ぎたるは及ばざるが如し」。そして私は「及ばざるは過ぎたるが如し」とも思うのです。

何事も完全に白黒つけることはできません。

0か100かという極端な選択ではなく、その間の1%〜99%の中で自分なりの最適解を選びとることができるのが、いいところなんだと思います。

お金持ちになってあれも手に入れたい、これも買いたい、それもやりたい、あそこに行きたい・・・

息が詰まるからあれも捨てたい、これをやめたい、それを売りたい・・・

その間にある「今の自分の身の丈に合ったライフスタイルの最適解をみつけて、過不足ない生活を送りつつ、向上心を持って好きなことに取り組み、移り変わっていくであろう最適解に速やかに対応し、肩の力を抜いて穏やかに生きていく。

そんなライフスタイル最適化(Lifestyle Optimization:LSO)を図るということはできないのだろうか。

という思いを形にすべく、実際に取り組んでみることにしました。

生活を窮屈にするほど多すぎるモノってないだろうか。

穴が空いた財布のように、どんどんお金が無駄に減ってしまう過剰なサービスってないだろうか。

たいした満足度もないのに、惰性で通っていることはないだろうか。

そういったことを点検して、吟味し、必要に応じて手に入れたり手放したりする。

手放す力を養うとともに、手放さないモノ、手に入れるべきモノを適切に瞬時に判断できるようになりたい。

そうやって、自分で所有しているモノや関わっているサービスなどについて、把握できる程度のサイズ感で暮らしていく快適さを手に入れたい。

それが、ライフスタイルをデザインするということになるし、LSOというものの真骨頂ではないかと思うのです。

もちろん、どれくらいのモノを持つべきなのか、どれを手放すべきなのかというのは、その人それぞれに最適解は違います。

私にとっては大切だと思っても、他の人にとっては不要なものもあります。

私がこれくらい持っていたら最適だと思っても、他の人にとっては多すぎると感じたり、少なすぎると感じることでしょう。

なので、どういった選択項目に着目すべきなのかということ、私の場合はこう考えてこれをこれくらいに減らしたという事例の提示、ということにとどめて、今後はブログやTwitterなどで発信していきたいと思います。

読者の方々には、それをご自分に当てはめて、ご自身の生活やご家庭でも同様に検討すべきであると感じるものがあればご検討いただく、我が家には関係ないと感じるのであればスルーしてもらうというのがいいかと思います。

私は自分の意見を押し付けるつもりはありません。

あくまで、私の考えを踏まえて、どのようにご自分のLSOに活かすのかというところが重要なのだと思っています。

お金がたくさんありすぎる状態というのは、必ずしも幸福度とは直結しないというのは周知の事実です。

それでも多くの人たちが、お金をたくさん得たい、あれも欲しいこれも欲しいと、得ることに貪欲になり過ぎているんだと感じます。

少なくとも私の感覚ではそういう風潮にあると感じています。

別に年収200万でも豊かに暮らすとか、そういうことではありません。

向上心を持って仕事に取り組み、それが評価されて収入がアップすることは素晴らしいことですし、ずっと憧れていた高級車や行ってみたい国への旅行が手に入るということは、素晴らしいことです。

それを目指して頑張るべきとも思います。

ここでは、満足度が低いのになんとなく購入したり、断りきれずに行きたくない旅行に行くというようなことを指しています。

満たされた最適サイズの生活を手に入れるためのLSOに取り組んでみませんか?

そんな気持ちを込めて、それに共感していただけるようなブログが作ってみたいですね。

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