旅の記:2023年10月のツアー⑧蒼龍寺(秋田県秋田市)
【旅の記:2023年10月のツアー⑧蒼龍寺】
秋田市土崎にあります蒼龍寺は、室町時代の武将・安東鹿季によって開基された湊安東氏の菩提寺である湊福寺の後身で、曹洞宗の寺院。創建後、一時衰退していたが、安土桃山時代の慶長期に秋田(安東)実季によって再興された。慶長5年(1600年)の関ケ原の戦いで秋田氏は東軍につくが、米沢城攻撃軍の大将であった最上義光に敵方と通じていたと疑われてしまう。実季は家康に釈明をして、嫌疑を晴らすことはできたが、慶長7年(1602年)常陸国宍戸に転封させられた。この時、ご本尊と住持は随従して、宍戸藩から三春藩へと安日山高乾院(曹洞宗から臨済宗へ)として、秋田氏の菩提寺をつとめた。
無住となった湊福寺は延宝元年(1673年)に寺号を蒼龍寺として再興。寺号は慶長再興時の開山となった実季の叔父である宗龍禅師の漢字音にちなんだそうです。
慶応4年(1868年)の5月9日、奥羽鎮撫副総督沢為量の宿舎にあてられた、という記録がある。
山門は湊城の裏門を移したものだったそうですが、いまはありません。御朱印もあるみたいですが、今回は時間もなく、、また次回いただけたら。