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旅の記:2023年7月のツアー④大英寺<小松姫菩提寺>(長野県長野市)

【旅の記:2023年7月のツアー④大英寺】

真田信之の正室であり、本多忠勝の娘としても有名な大漣院(小松姫)の菩提寺である大英寺は浄土宗の寺院です。山号は皓月山。
父が父なだけに、勝ち気でやんちゃだったと言われる小松姫。ドラマでもよく長刀を振り回していますね。徳川家康や秀忠にも遠慮なく意見したそうです。
関ケ原の際、夫・信之は東軍に、義父・昌幸と次男・信繁は西軍についた。昌幸は上田城に戻る際、信之の沼田城に入ろうとしたが、小松姫は家臣に弓・鉄砲を構えさせ「孫の顔を見せてくれ」という昌幸の願いを断り、侍女を使わして城下の旅宿で昌幸らをもてなした。昌幸はこの対応を褒めたたえたという。かっこいい逸話ですね。
元和6年(1620年)の春に病を得た小松姫は湯治のために江戸から草津温泉に向かうが、途中武蔵国巣鴨で亡くなったという。48歳没。
大英寺はもともと上田城下に信之によって建立されたが、松代への移封のために寛永元年(1642年)、松代城の近くに移築された。

参道左手には
仁和堂。信徒会館だそうですが、ご本尊阿弥陀三尊像はこちらに安置されています。
寛永元年(1642年)頃に建立されたという表門。
本堂。寛永元年(1642年)建立。「萬年堂」と呼ばれた小松姫の霊屋を改装したもの。真田家霊廟建築の中で最も古く、規模が大きいものだそうです。夫の愛を感じますね。


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