英国大学院合格から出国まで
みなさん。こんにちは。
今回は英国大学院合格から出国までの流れについて、できるだけ細かくお伝えしてまいります。
質問等はXでDMください!
大学院合格!
2022年11月21日に第一志望だった大学院から合格通知を受領!
英語の学習はIELTS特化だったため、ここで一旦IELTSの勉強は終了。英語力の強化は、コースの関連論文を読み始めることにシフトしました。
オファー受領後にやらなければならないことの一つに、Depositの支払いがありました。
オファーを受け取った日によって、支払い期日が決められており、それを過ぎると、オファーは無効化されます。
僕の場合は2/1までに£2,000というデポジット要求でした。
奨学金申請
「よーし。大学院も合格でたし、奨学金申請を始めよう!!!あれ、もう締め切られてる。。。?」
完全なるリサーチ不足。
てっきり奨学金申請は合格が出た後にするものだと思っていたのですが、違いました。奨学金申請は、出願準備と同時に始めるものです。
大切なことなので、もう一度言います。出願と同時並行で進めるものです。
イギリスは9月から大学院がスタートしますが、海外大留学の奨学金は、次の4月から3月の1年間で留学を開始する人が対象となっていることが多く、その場合、申請の締切は留学が始まる前年の8月から9月に設定されていることが多いです。
つまり、イギリス留学をする人は、出願(10月)より前に、締め切りが設定されていることになります!!!!!
あー。知らなかった。なんて愚かなんでしょう。
(っていうか、エージェントも教えてくれよ。奨学金出したいって言ったじゃん。何のための留学エージェントじゃ。。。)
インターネットで「(留学する国)奨学金」と検索するとたくさん出てくるので、手遅れになる前に、調べてみてください。
ちなみに、JASSOが一覧を作ってくれています。ありがたや。
僕の場合、当時は北関東に住んでいたので、ロータリー財団が実施する各支部ごとの海外留学奨学金を申請しようと思っていたのですが、問い合わせた2021年12月時点では、すでに申請は終了していました。。。
この奨学金は、各支部ごとに予算をつけて実施しているもののようで、各支部によって条件は異なりますが(管轄エリアに*年以上住んでいること、ロータリー財団の会員になること、など)、応募倍率も各支部によって違うようです。
HPで掲載している支部もありますが、メールでの問い合わせがメインのようなので、すぐに問い合わせをすると良いと思います。
*例年の合格者を見ていると、東京都が多いですが競争率も高いようです。
2022年1月以降に申請できる奨学金にいくつか応募しましたが、社会人留学で開発学を専攻する僕が出せそうなものは、3件しかなく、1件で奨学生に選んでいただきましたが、留学後に日本に帰ることが前提となっている奨学金であり、額としても100万円だったので、「100万円で将来のキャリアの選択肢を縛られるくらいなら、いらない!」と辞退してしまいました。
*そういう理由から、申請した団体名については伏せます。
大学院に留学して思ったのは、圧倒的なChevener(Chevening奨学生)の多さです。IDSで奨学金を取って留学している外国人の多くはChevenerでした。
日本人の倍率は分からないですが、Chevenerのコミュニティーや研修もあって、横のつながりを作れている意味では、羨ましい奨学金でした。
結果としては、思った奨学金を受けることはできませんでしたが、奨学金申請は大学院出願とはまた違った書類が必要となるので、準備を通して改めて自省できたという意味では、有意義なプロセスではありました。
結果が伴ってくれれば、尚良かった、、、
みなさんは、奨学金の申請タイミングで失敗しないように、ぜひ早めに準備を始めてくださいね!!!
職場への退職通告
11月に合格通知が出て、渡航は翌年の9月。
渡航直前まで働く場合は8月末で退職ということになります。
(進次郎構文みたい笑)
早めに退職して、NGOのインターンなどを3ヶ月から半年くらい行ってから留学に行くという道もありましたが、8月末まで日本で働いてから渡航することに決めました。
そして、職場の上司には、6月末の賞与面談で伝えました。
賞与面談では、次の1年間の活動計画を出すタイミングでもあったため、言わざるを得ない状況であったということもありました。
*「2ヶ月前なら十分だろー」と個人的には思っていましたが、「人員配置の都合から、決まっていたならもう少し早めに言ってほしかった」と当時の上司に言われました。確かにその通りです。。。すみません。
会社LOVEな人間だったので、退職がオープンになった際には、いろんな方に「なんでえええええええええええええ」と連絡いただきましたが、当時所属していた部署が研究領域で、修士が多く在籍していたため、修士号のための退職に理解を示してくれて、温かく送り出してくれた点は、本当にありがたかったです。
ビザ申請
学生ビザを申請するためには、大学が発行するCASというものが必要で、これがとても時間かかります。(大学によって発行開始の時期が決まっている)
IDSの事務手続きを代行している、Sussex大学から5/12にCASが発行され、記載内容に誤りがあったので、訂正をしてもらい、5/22にVISA申請をWEB上で始めました。
入力項目がとても多く、ダラダラと入力を続け、6/5にIHSと呼ばれるイギリスの国民皆保険代金の1年分を支払い(116,149円)、6/22に1年間の学生ビザ申請料(62,373円)の支払いました。
イギリスのVISAは、VISA発行センターに行って書類を提出しなければならず、6/22のVISA支払いの日に7/4のアポイントメントを取りました。
平日しか空きがなく、月曜日にAM休を取り、月曜の朝にVISAセンターで申請をし(2時間くらいかかりました)そのまま、新幹線に乗って出社しました。
VISA自体の発行は日本では行なっておらず、それぞれの地域の管轄国で発行を行なっているため、時間がかかります。
この時は、7/25にVISAが日本に届いた旨の連絡が、システムから送られてきました。(申請から3週間)
住居の手配
次に、住居の手配です。
これもリサーチ不足で、「大学の寮が学生向けなんだから1番安いでしょ」と思っていたのですが、違います。
基本はシェアルームですが、大学外に住む方が安いんです。。。
僕の場合は、大学の寮を手配したので、Sussex大学の寮の手配の話になります。
まず、学費のデポジットを支払った時点で、コースの在籍と入寮資格が与えられます。(寮に入れないという事態にはならない)
2/1以降から、寮の申請ポータルがオープンし、入りたい寮の優先順位を提出します。
僕の場合は、7/15に寮が決まったよーという連絡が大学から来て、3日以内に入寮する場合は承諾をポータルで行う必要がありました。
承諾すると、寮の契約書が送られてきて、その後の入寮手続きについて細かく教えてくれます。
(こういう細かさはイギリス良いです!)
寮費と学費の支払い
寮費と学費の支払いは、1年まとめて支払うか、分割払いか選べました。
9月のコース開始日までに初回の支払いを行なえばOKでした。
ここでおすすめしたいのが、ポイント還元率の高いクレジットカードで支払うこと。
大学への支払い合計額
学費: £18,975
寮費: £8,823.50
すでに、デポジットで£2,000を支払っていたので、このタイミングで支払う金額は£25,798.5(約400万円)でした。
この支払いに備えて、AMEXのMarriott Bonvoyクレジットカードを発行したのですが、留学中のヨーロッパ旅行でシェラトン系列ホテルに8泊、帰りの飛行機はJALのビジネスクラスで帰れるポイントが貯まりました。
為替手数料が取られたりしますが、AMEXは上限額も高く設定されているので、400万円の一括支払いで問題は発生しないですし、ポイントも貯まって一石二鳥でした。
(意外と周りの人たちは銀行振込をしていたのですが、もったいない!!!)
年会費が少し高いのですが、紹介で入会すると、年会費がバックされるほどのポイント還元が受けられるので、もし興味がある方はDMください!紹介コードを送ります。
航空券手配
ビザも住居も申請できた!あとは航空券を取るだけ!
という状況になったと思いきや、いつから入寮できるのかがわからない。
9/19から授業が始まることはオファーレターを受け取った時点で分かっていたのですが、入寮日可能日が判明したのは、住居の契約書にサインをした7/15で、コース開始の5日前から入寮可能だよという記載が契約書にありました。
他大学の友人にも聞いてみると、だいたいどの大学でも3日前には入寮可能になるようです。
航空券は7月末に片道で購入したのですが、長距離線は往復割引率が高いので、日本に帰国することを決めている人は、往復のオープンチケットで買うことをオススメします。
原油高の影響を受けて、帰りのタイミングで航空券が高騰してしまい、片道で買った人は皆嘆いていました。
まあ、イギリスで運命の出会いがあるかもしれないし、イギリスで働くかもしれないし、違う国に行くかもしれないし、1年後のことは誰にも分からないのですが、1年もいれば1回はみんな日本に帰ります。
往復で買っておけばよかったと、僕は思いました!
引越し
僕の場合は留学前に1人暮らしをしていて、結婚もしておらず、日本から出るにあたって、完全に家を引き払いました。
引っ越しではなく、日本での生活を畳むことになったので、まぁ大変で。。。
2週間前から始めたのですが、時間が足りませんでした。
特に粗大ゴミ系は、ゴミ捨て場に捨てるわけにもいかず、業者に取りに来てもらわなければならなかったり(ベッドのマットレスが1番大変だった)、自分で処理施設に持ち込まなければならない一方で、生活家電は早めに捨ててしまうと生活に支障が出るので、スケジューリングがとても難しかったです。
僕の場合は、まず会社の同期に捨てる予定の家具一覧を送って、欲しいものは、引越しの日に取りに来てくれればタダであげるという形を取りました。(デスク、モニター、ラックが手離れ)
そこでも引取り手が見つからなかったものは、ジモティで、取りに来てくれることを条件にタダで掲載しました。
すると、瞬く間に入札が入って、一瞬で受け取り手が見つかりました(テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、洋服ダンス)。
中にはリサイクル業者のような方が、お金を払うからうちで引き取らせてくれ、ということもあり、きちんと準備をして処分をすれば、そこそこのお金になったのになぁと反省しました。
それでも残ったものは、自分で車に乗せて処理施設に持ち込み(ベッドのフレームやゴミ箱など)、まだ使えそうなものはヤマト運輸に持ち込んで実家に送りました。
こうして、どうにか退職から3日後に家を引き払うことができたのですが、きちんとスケジュールを組んで、お金になるものはきちんと売ることをするべきだったと思っています。
特に引っ越しシーズンは、粗大ゴミの回収業者もすぐにアポを取れないため、少なくとも1週間前には受け取り手が見つかっている状況にするべきだと学びました。
引っ越し業者や、各自治体が、引き払う際のポイントをまとめているので、早めに熟読することをオススメいたします。
日本国内の事務手続き
最後に、事務手続きですね。
これも各自治体が、海外に転居する人向けの情報をまとめているので、早めに熟読してください。
僕の場合は、8月末に退職し、9/15に渡航というスケジュールだったので、社会保険が8月末に失効してしまい、9月以降は国民健康保険に切り替え手続きを行う対応が必要となりました。
FPの友達に相談したところ、住民票を抜いた段階で、国民健康保険への加入義務がなくなるため、9月に登録して9月に抜くのであれば、国民健康保険への切り替え手続きは不要だとアドバイスをくれたので、9月の間は病気・事故に遭わないように気をつけて生きることにしました。
(ちなみに、医者に罹ったとしても、一旦全額を支払って、国民健康保険に加入して訴求手続きもできるようです)
ということで、住民票も抜いて、年金も支払わずでイギリスに渡航しました。
あくまでも、2022年9月時点情報なので、最新の情報はご自身でお調べくださいませ!
以上が、合格から渡航までに実施した概要になります。
もう少し細かい情報が知りたいという方は、ご連絡ください!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になっていれば嬉しいです。