2023年6月16日の日記
今日は早朝から「ザ・フラッシュ」を見にグランドシネマサンシャイン池袋へ。今月からAppのシネマサンシャインの会員システムからWebの会員システムへの移行があった。Appは9月で廃止になるらしい。チケット表示の方法が少し煩雑になって悲しい。
さて、今日見たザ・フラッシュはDC映画の一区切りで大人の事情でなかなか軌道に乗りづらかった運営をDCスタジオを設立することでMCUに近いような体制になった。トップはジェームズ・ガンが勤めている。
その新体制への架け橋的なポジションとして今回のフラッシュは位置している。もちろん内容的にはバリー・アレンを深く掘る物語でメタ的なブリッジ演出は最小限に収まっている。具体的にはマルチバースの設定を映画に持ち込み、複雑化したDCのユニバースをリセットして一つのユニバースを確立し新たなシリーズとして継続するようだ。
※以下ネタバレを含みます
洗練された活動環境(スーツ改良)
スーツがかっこいいブルースに作ってもらったんだろう。
高速移動の表現
これは、スナイダー版の移動表現の方が好き。彩度低く切なさが混じった高速移動。今作の滑りながら長距離を移動する感じは、単に早回しで普通にはしつわているものを写すよりはいいけどなんかちょっと微妙。
マルチバースの表現
クロノスフィア良い。こういう各バースが球体になっていることで時間の表現もできるし惑星感もでる。
大人になるという選択 過去があるから今がある
全てを救えるわけじゃないし、過去を変えることはできないから受け入れて次に進もうとお母さんの死を受け入れる選択には感極まる。
ポスクレの演出
ジョージクルーニー版のバットマンを知らないから、サプライズ味が薄かった。この男はDCUに出てくるのだろうか。出てくるならこのフラッシュもまだまだ見ていたい
MCUの概念被り
マルチバースは最近流行っていて、、アカデミー賞を受賞した作品もマルチバースを題材にした作品である。
MCUはフェーズ3までのインフィニティサーガが終わり、フェーズ4以降はマルチバースサーガと呼ばれるくらいマルチバースに対してフォーカスした作品が多い。元々原作でもマルチバースを扱っていたから映画でも用いているだけかもしれないが、MCU以外の作品でもマルチバースを題材にした作品が目立つのは偶然だろうか。ここで言いたいのはDCでマルチバースが登場してきてもMCUなどで見ているためそこまで目新しさは感じられない。概念の説明が劇中でもあったがそういったルール説明のシーケンスを見た時に、あぁ見たことある風景だなと思ってしまった。
とはいえ、物語上の自然さとキャラクターが巻き込まれる状況においてうまくマッチした進行であったのでそこまで大きな問題ではなかった。