【真実 #12】
お互いの想い…
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(前回の【動揺】からのつづき)
そのあと、
幾度とメールのやりとりが行われました。
冷たくて…
悲しいメールたち。
二人の望んでいない…
メールたち。
何も悪くないのに、
その彼女を傷つけていた…
気がつけば、
私は…
自分が嘘を言っていることを棚に上げて…
彼女が無断で財布の中身を見た…
その事実を、
責めていました。
今、
思い返すと…
本当に最低な男です。
最低な夫です。
実はあの日…
取引先の方との親睦会が予定されていました。
その親睦会にどうしても参加したく…
嘘をついて参加しました。
なぜ、嘘をつく必要あったか?
ちょうど、
彼女は2人目の子を身ごもっていて、
体調もあまり良くなく、
それに加えて…
長男の育児にも疲れ、
ストレスと疲労がピークに。
かわいそうなくらい、
最悪の状態でした。
そんな彼女を見ていて、
飲んで遅くなることを正直に伝えられ
なかったんですね。
しかし、
彼女を気遣ったつもりが…
結局はお粗末な結果に。
その後、彼女とゆっくり話をしました。
彼女が、今…
どんな心境なのか。
彼女が、私のことを…
どう想っているのか。
そして、
私が彼女のことを…どう想っているか。
私の言動で不安になったことは、
事実だったようですが…
彼女自身が仕事を辞め、
毎日の子育ての日々…
それに妊娠もしていましたから、
精神的に不安定だったと。
それに…
目標に向かって頑張っている私を見て…
彼女は…
「彼の隣にいるのがこんな私でいいの?」
「きっと彼のまわりには、仕事をしていて、輝いている女性がいる…
だから、今の私じゃ…物足りないんじゃないか。」
そこまで、
彼女は思いつめていて…
不安でいっぱいだったことを知りました。
私は、
彼女を抱きしめずには…
いられませんでした。
「心配かけてごめんね。」
私が頑張れるのは、
彼女のおかげです。
彼女がいるから…
私は頑張れるのです。
そばにいてくれるから…
そして、私は…
彼女に伝えました。
あなたを一人の女性として、
いつも見ています。
まわりにいるどんな女性よりも、
魅力的な女性です。
ずっと…愛しています。
これからも…愛し続けます。
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