見出し画像

【衝突の功罪 #4】


言葉にしないと…
伝わらない。

伝わっていないのは…
伝えていないのと同じこと。

私たち夫婦は、
結婚して18年が過ぎました。

彼女と出会って、
早23年になります。


18歳の彼女は…もう41歳に。

彼女の人生の半分以上…
私が一緒に歩いています。


子供も2人授かり…
とても幸せを感じています。

毎日がありがたく…
感謝でいっぱいです。

でも、
ここまでくるまで…
本当にいろいろありました。


危ない?時も…
ありました。

お互い…
自分のペースや価値観、
つまりは、
“我”を通すことが多くなります。


譲らない…
すると、
かならず…
衝突しました。


今では、
互いに歳もとり…
角が取れたのか?

若い時は、
その衝突のエネルギーも半端なく…
爆発したものです。

思い起こせば…
本当によく喧嘩をしました。

とりわけ…
結婚当初は…


私は、
妻のペースについていけませんでした。
合わせられなかった…

私も意固地になったり、
つまらないプライドなんかもあったりと…

喧嘩の原因とも言えますが、
私が妻にいつも決まって言われる言葉があります。

それは…

「言葉に出さないと感情なんて伝わらないのよ」

私は、
気持ちは十分態度で伝わっていると思っていました。

だから、
言葉数が少なくても…
気持ちは伝わる…
そう思っていました。

でも妻は、
いつも涙ながらに訴えました…
言葉に出して欲しいと。


でも、
なかなかしみついた自分は…
変わりませんでした。


…衝突
…喧嘩
…号泣
…傷心
…冷淡
…無視


二人とも、
ボロボロになる時もありました…

最悪のことまで…
考えたこともあります。


でも、それは結局…
逃げたかっただけなんですね。


今から思えば…
最低な夫で、
最低な男だったと思います。

まったく、
妻を守る、
愛する資格なんて…
ないですよね。

本当に、
妻には申し訳なく思っています。


最近は、
子供がいることもあり、
言い合いになっても…
喧嘩するところまでいきませんが…


でも、喧嘩した時には、
時間を少し置くようにしています。

時間が解決してくれるわけではないんですが…
時間を置いて、
冷静になり…
自分の言動を再度確認し、
妻を思いやる準備に入ります。


思いやる準備が整ってくると、
さっきの自分の言動を反省し…

妻を受け入れる気持ちになります。


その間、
妻も私と同じ“作業”を行っているのか…

お互いを思いやる気持ちが整うと、
お互いを受け入れ合い…

そして、
二人は溶け合います。


衝突は、
極力避けたいとは思いますが…

お互いの気持ちを、
確かめ合うという意味では…
悪くないときもありますね。

それは、
彼女だからかもしれません…
感謝しています。


いつもごめんね…
そして、ありがとう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?