[過去を変える ~ココロノキズ⑦~]
つづき
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「会社辞めようと思います…」
単刀直入にそう言うと、
上司はビックリした表情を覗かせました。
まさか辞めるとまでは…
思っていなかったようでした。
「ちょっと待って。」
なぜ、
彼は焦ったのだろうと…
私が辞めることが、
彼にとって良くないことなのか。
社内の評価や出世に支障をきたすのか。
結局、
私は別のチームに異動することに。
上司が変わりましたが…
数字というプレッシャーは、
相変わらず襲ってきました。
それから1年と9ヶ月後に、
会社を辞めることになりますが…
その間、
もう一度別のチームに移り…
最後まで数字を達成することはありませんでした。
社会に出て13年…
当時、大きな挫折と苦悩を経験し、
こんなにも、
逃げたいと思ったことはありませんでした。
逃げたくても…
逃げられない…
そう思えば思うほど、
時間との戦いは激しさ増し…
押し潰させそうなプレッシャーに抗い、
また逃げ場を探す日々。
弱い…
つくづく感じました。
いや、
自分は本当は弱いと…
気づかせてくれたのかもしれません。
自分の身を置いた場所は、
自分の人生に大きな影響を与えてくれ、
決して無駄な時間ではなく、
意味ある経験だったと…
そう思っています。
斎藤一人さんの本に、
こう書かれていました。
『過去は変えられる』
辛い過去も、
挫折しても、
その過去のおかげで今があり…
その過去に感謝できれば、
未来はヒラケル…
そう信じています。
(終わり)
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