【愛と光… #21】
認めることの大切さ
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もう終わりだと思った…
本当にもう、
終わってしまうんだと思った。
彼女と出会い、
恋に落ちた…
こんなにも、
女性を好きになったことがなかった。
私のことを、
心から惚れてくれた。
頑張り屋の彼女…
その恋も献身的だった。
重たく感じたことはなかったが、
その思いに応えられず、
すれ違い…
爆発することもあった。
でも、
時間が解決してくれた…
いつも彼女から私の胸に、
飛び込んできてくれた。
あたりまえのようになっていたのか…
修復の方法に甘えていたのか…
しかし、
あの時ばかりは違っていた。
まったく彼女も…
修復させる兆しがなかった。
本気?
離婚?
マジ?
私も…
かなり冷静だったことを覚えている。
親権は…
長男は私で、次男は妻…
本気で考えた瞬間もあった。
事は、
妻のご両親を交えての話し合いに。
ようやく、
彼女の思いが一つ一つ見えてきた。
彼女の叫んだ一言が…
すべてだった。
彼女の自尊心を傷つけていたのは、
私の言動だった。
女性も社会で活躍する時代。
彼女も社会の一員として、
認められているのに…
肝心の夫である私が認めていなかった。
彼女に愛はあっても、
彼女に光を照らしていなかった…
優しさがなかった。
愛と光…
二つとも大切なもの。
ごめんね…本当に。
ありがとう…気づかせてくれて。
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