6月の映画感想

PORALOID/2019/ ラース・クレヴバーグ

かなり序盤からネタバレしてくれるおかげで恐怖感ゴリゴリ削いでくれるのありがたいよねえありがたいって言え
名前を呼んではいけないあの人みたいなのがすげーつえー！という一見物理にも見えるけど呪いっぽくもあってバランスもいい
正直クリーチャーの見た目云々とかよりもあの夫婦と警察の言い分が発言は一方から聞いちゃダメだねってのを痛感させて怖かった
最後は割とスカッと終わったっぽく見せてたのでそれ以上は何もなかったと信じてる

クラウン/2016/ ジョン・ワッツ

まず一番びっくりしたのはあの鼻、メイクじゃなかったんだ！ってところ
なんか怖さより序盤は痛さが勝ってこわごわ見てたけどとんでもになっていくほど気軽に見れる感じになってよかった、手が滑ってケガするところが一番怖いまである
どうなるの～！？って思いながら見てたけど一番の被害者、もしかして悪魔なんじゃないですかね…？
あと、妻と子があまりに無関心じゃない？なんか…かわいそうだよ最後まで
妻の煮え切らない態度がなんだかなあって気がしなくもないけどムナクソポイントへの加点を防いでもいる
とどめを刺せなかった理由ととどめを刺した理由が同じなのは納得した
どうでもいいけど調査兄弟の弟？頑丈すぎねえか？

ミッドサマー/2019/アリ・アスター

綺麗な画！さわやかな音楽！添える程度のグロ！
ムナクソって程でもなく、思ってたより作られたお話だった、童話？本当にあったグリム童話を見る気持ちで見るのがいいのかも
話が進むにつれ薬効きすぎだろ！って感じで正気だった最初が一番怖かったまである、妹の所とかガチガチに嫌な気配してたのにどんどん薄まっちゃったね……
主人公は因縁を全部断ち切って新しい暮らしがはじめられてスッキリしてたし、なんとなくハッピーエンドでいい気がしてきた、ハッピーエンドかな、ハッピーエンドかも…
この映画で5点満点の六角形のグラフとか作ったらどれでも3点みたいな内容と言わざるを得ない
映画って何にも振り切らなかったらこうなるんだな
皆が良いって言うものだからって期待しすぎちゃダメって教訓になったぜ！

the ＭＡＮＯＲ/2021/ アクセル・キャロリン

しょっぱなムナクソの匂いがすごかったけど段々スカッとの気配をみせつつつ、びっくり人間を織り交ぜて最終的にはエゴで締めくくる
CGちゃちいとかどうでもいいね、正直クソ映画かと思ってたけど初期のフリが最後に効いてくるとは思わなかった、ご都合主義連発してたけど怒涛の伏線回収もちゃんとやってたしコンパクトにまとまってて個人的には満足
ただあの看護師さんだけ不憫でならねえよ……あの子がなにしたってんだ

アサイラム/2014/ ブラッド・アンダーソン

私が考えてたよりも数倍ハッピーエンディングだった！見終わった後のスカッと感がいい、その後の問題なんてちっちゃな話よ
ラムがめっちゃ良いキャラしてたなー、救われて良かった、やはり同じ境遇に立ったものにしかわからないことってあるんだろうな
ラム役の役者さんの演技がうめーんだわな！ちょっとした表情とかで揺れ動いてるのが伝わってくるしどこまでも冷酷になり切れない人間臭さが最高だった
ニッキーはクズを貫き通したし悪役一手に引き受けてくれたよねどんどん罪が重くなる……

ジェーン・ドウの解剖/2016/アンドレ･ウーヴレダル

わかりやすいグロ＆ホラー！突飛さとかは特になくて画面でコワイものがどんどん出てくる！ってのを純粋に怖がるタイプのやつ
ストーリーなんていらねえ！って人はすげー楽しめるんじゃないだろうか、私は意外と悪くないと思ったよ、この手のホラーにストーリーなんてあってないようなもんだしな！
謎が解けないとモヤつくひとにはお勧めしない
謎が謎のままなの、いいよね…いいかな…いいかも…
ﾈｺﾁｬﾝには何の罪もなかった…悲しい事件だったね
最後ちょっとコミカルだったよね、恐怖を引きずらなくていいんじゃあないかな！
そこはかとないITみ　退治はしないけど！

エスケーピング・マッドハウス/2019/ カレン・モンクリーフ

画面はきれい、当時の服装とかを再現してあるのに合わせてちょっと淡い感じなの好き！話の内容そうでもない！
これ、事実に基づいた映画だったのねえ、結構後半になってから気が付いた
その……恋愛系の勘違いほどキモイものないな？！何でもかんでも自分のこと好きに結びつける奴は地雷ってじっちゃんも言ってた
あまりにも味方がいないすぎて最後までハラハラした
ムナクソ部分が詳細で「こんなひどいことしてたんですよ！！！！！！！！！！！！！！！！」って映画つくりたかったんだな、って思いました(小並感)
あとは全部おまけでしたね……なんだこれ
主人公の許し力は高かった、それだけは真実