【WWDC24レポート】 Apple Vision Proで生活と仕事はこう変わる
こんにちは、Techチームマネージャーの早川です!
前回より引き続き、6月に米国Apple社で開催された開発者向けのイベント「WWDC24」のレポートをお届けします。今回は、日本でも発売開始されたばかりの「Apple Vision Pro」と、次期visionOS 2プレビューの注目ポイントについて前後編で解説します。
いよいよ日本上陸!Apple Vision Proの次なる進化とは
Apple Vision Proは昨年6月のWWDC23で発表され、米国では今年の1月から販売が開始されました。今年の6月からは日本や韓国などでも販売が開始されたことで、大きな話題を呼んでいます。
Apple Vision Proは、多くのカメラやセンサーを搭載した頭部装着型のデバイスです。装着すると、目の前の空間に映像コンテンツを表示したり、Macの作業ウィンドウを大きく表示したりして、今までとはまったく異なるコンピューティング環境をすぐに構築できます。
また、昨年リリースされた「空間ビデオ」機能により、Apple Vision Pro搭載のカメラやiPhone 15 ProやiPhone 15 Pro Maxで撮影した3D立体映像を、まるでその空間にいるかのような体験ができます。これらの機能を組み合わせることで、例えば、MacBookシリーズと連携して、バーチャルなデスクワーク空間で作業するといった新しい使い方が実現します。
このほかにも、さまざまな「空間アプリ」が登場しています。例えば、Appleの「News」アプリ(日本未対応)では、3D表現を活かしたレイアウトで最新の情報をチェックできます。また、サードパーティーの「djay」というアプリでは、目の前にターンテーブルが表示され、まるで実際のDJブースにいるような臨場感を味わいながらプレイを楽しめます。
なお、現状ではiPhoneやiPad、macOS向けにすでに提供されているアプリを、Apple Vision Pro向けに最適化したものがほとんどです。しかし、デベロッパーがApple Vision Pro向けの専用アプリも開発できるようになったことで、今後はさまざまなアイデアを活かしたユニークな空間アプリの登場が期待できます。
空間体験をさらに向上させるwvisionOS 2とヘルスケア連携機能
現在国内で販売されているApple Vision Proでは、visionOSのバージョン1.2.0が利用できます。WWDC24では、さらに進化したvisionOS 2のプレビューが発表されているので、注目のポイントをいくつかピックアップして解説します。
Apple Vision Proは、Apple Watchのようにヘルスケアに関連するセンサーを多くは搭載していません。しかし、iPhoneとAppleIDで連携することにより、Apple Vision Pro内でもヘルスケアデータの確認や編集が可能になりました。
また、マインドフルネスや感情データのサポート機能も追加され、Apple Vision Proを装着しながら、今の感情を記録したりマインドフルネス機能を使って心を整えたりすることもできるようになります。弊社が提供しているウェルネスサービス「Aile」も、Apple Vision Pro対応を検討しているので、このヘルスケアとの連携機能に大きな期待を寄せています。
今日からできるApple Vision Pro体験のススメ
今回はAppleの新しいデバイスであるVision Proと次期visionOS 2プレビューについて紹介しました。次回は、さらに興味深い見どころについて解説します。
また、Apple Vision Proは、全国のApple Store直営店で無料のデモ体験が予約できるようになっています。空間コンピューティングがもたらす新しい世界に興味をお持ちの方は、以下のページからでも体験の予約ができます。ぜひ、Apple Vision Proを体験していただければと思います!
Apple Vision Proのご紹介とデモ体験の予約ページはこちら
https://www.apple.com/jp/apple-vision-pro/
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