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ヘルスケアスタートアップという新たな挑戦


初めてのビジネスピッチ「Mie Startup Conference Vol.4」

2024年7月24日、三重県津市にて三重県主催(運営:株式会社アルファドライブ)のスタートアップイベントが開催されました。

これまでは、参加者側だった僕でしたが、今回は登壇者側としてビジネスピッチする機会をいただきました!

登壇者と参加者の皆さまとの集合写真

学会や研究会、講演会では、自分の強みである薬学や健康に関することを同じ医療職や興味のある方にプレゼンすることはあったけど、自身のビジネスを経営者や金融機関、VCに向けてピッチすることは初めてのことでした。

正直、出来栄えとしては反省点の方が多かった。聴講者も、雰囲気も、伝え方も、これまでとは違う。単純に理性的に話すだけではいけない。どちらかというと会社としての想いを伝えて共感を得るとともに、新規性やベネフィット、将来性を感じてもらわないとつまらない。まだまだだと痛感した。要訓練ですね。

藤戸のピッチ

経営者として事業にかける想いはめちゃくちゃ大きい。そして、立ち向かう社会課題も同じくらい大きい。今の医療現場だけでは解決できない健康課題は山積していると僕は考えている。

だからこそ「医療現場では解決できない健康課題に立ち向かう」というミッションを掲げ、会社を創設した。2024年7月11日に設立し、その2週間弱でビジネスピッチの機会をいただけるなんて本当に光栄で有難すぎる。。。

さらに、先輩経営者からたくさんアドバイスもいただき嬉しい限りです。多くの企業さま、金融機関やVCの方と情報交換もさせていただけて今後につながるイベントでした。エコシステムの恩恵とはまさにこのこと。

事業を進めるのは当然ながら、仲間も集めてドンドン前に進んでいきたい!

次なる挑戦

事業への想い

これまで病院や薬局で薬剤師として働き、看護学校や大学で非常勤講師として教壇に立ってきた。現在も家業の薬局で働きつつ、教育の仕事は続けている。

従来から皆がやっている仕事をするだけで良いのか?それだけでは少子超高齢社会における社会課題を解決するには足らないのではないか?と考えるよになった。

僕が医療現場で働くなかで感じることは、医療は変化に柔軟でない職種だということ。変わらない普遍的な側面は大切ではあるものの、VUCAの時代と言われ、非常に変化が激しく、社会全体が働き手不足、AI技術の発展やDX化の促進が求められる社会背景があるにもかかわらず、医療はまだまだうまく適応できていないのではないだろうか。

医療者がこれまでの従来から続けている仕事だけをやっていれば多くの社会課題を解決できるのだろうか。

決して、医療者がサボっているわけではない。高齢者が増えるなかで、新型コロナのパンデミックや情報社会による弊害、新薬の高度化などなどでそれらに適応するだけでも大変であり、目の前の患者さんを良くすることで手一杯だ。

医療者は自己研鑽も必須であり、社会課題を知りつつも、医療現場以外でアクションを起こそうという人はわずかだ。医療者の多くは疲弊している。僕の前職の医療者も辞めたいという声はたくさん聞こえてくる。

以前、僕自身が経てきたキャリアや取り組んできたことを振り返ったことがある。医療現場で多くの死にかかわることもあり、自分自身の人生観はどうだろうか。「人生をかけて取り組みたいことはなにか?」と。

自身のなかでの気づきは、価値観や得意・強みを書き出し、どんなことにやりがいを感じるかを整理すると「かかわる人と自然を健康にする」という一言が僕個人の人生のミッションだと理解した。

街中での一般市民向けの健康相談会

そのなかで、新しい会社では、社会課題と自身のミッションを照らし合わせた、「医療現場では解決できない健康課題に立ち向かう」というミッションで医療者だけでは手に届かない健康課題へ取り組む決意をした。

どんな事業をするのか

まず弊社では「働き手の健康支援」を行います。

医療・介護全体としての動きは、地域包括ケアシステムの構築を優先的に行っている。増え続ける高齢者、亡くなる方の増加に対応するためにも必須。

その一方で、少子化は進む一方で、働き手は不足するばかり。これまで以上に働き世代は重宝されるべきだし、健康を大切にしないといけない。AIが普及したとしても扱うのは結局のところ「人」、健康あってこそだと思う。

日本の医療制度は世界でも素晴らしくよくできていて、悪くなったらすぐに誰でも受診できて、治療もしてもらえる。本当に良い制度。ただ、その利点が裏目に出て、健康意識が削がれてしまっているのは大きな要因だと思う。

アメリカのように、治療へ高額な負担金が生じるから日常的に健康でなければならないという、ある意味強制的な健康意識の動機付けは日本にはない文化。アメリカが良いとは思わないが、日本人が見習うところは多分にある。

新しい文化定着を行うには、新しい取り組みも必要であり、それなりの時間が必要。どういった戦略が最適解なのかは模索しながら進めていく必要があるけれど、社会背景を考えると悠長にしている場合ではないと個人的に危機感をもっている。

働き手の皆さまが職場で意識しなくても、健康的になれるような施策やちょっとした不調を解決するためのサービスを展開していく。

社会課題としてのプレゼンティーイズム

何らかの健康問題によって業務の効率が落ちている状況を示す言葉「プレゼンティーイズム」が日本全体に及ぼす経済損失額は19兆円にものぼるとされている。

元気な日本になるように、一人一人がいつまでも元気でいられるに、原田きての健康支援は必要不可欠だと考えている。

詳細なサービスや事業概要については、ご興味がある方はぜひ問い合わせして欲しい!一緒に社会課題へ立ち向かいたいと考える意欲ある個人の方、法人の方もご連絡いただけるととっても嬉しいです!

目指す社会

人生の生き方は人それぞれ。

その上で、一方的な想いかもしれないが、医療現場をみてきた一人としては、一人でも多くの人が健康でいて欲しいと願うし、悲しい最期を迎えて欲しくない。

太く短くという生き方を否定はしないし尊重するけれど、その生き方を悲しむ人がいるのは事実。できるだけ、太くても細くても良いから、人生最期まで長く元気でいて欲しい。

本来、病院や薬局が患者さんでいっぱいになるというのはよろしくないのです。薬も使わないに越したことはない。医療者が「あ~、今日は暇だな~」とぼやくくらいの業務量になるのが健全な社会だと思う。

それすなわち、誰もが健康で元気に暮らせる社会なのです。

人生100年時代とはいうものの、健康寿命と平均寿命の差は縮まっていないのが現状。大切なのは予防・健康づくりや未病ケアという文化定着。きっとこれが良き解決策になると信じている。そして、それを実現するには、子どもからの教育も大切だし、働き手が多くの時間を過ごす職場において健康課題を解決することがなにより急務だと考えている。

弊社が掲げるビジョン
代表メッセージ


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