労働者は資本主義社会の奴隷

脱栽培マンサロンで、資本論というまんがを読むと経営者がいかに労働者を搾取しているかが分かるという話がありました。

今日はこのまんが資本論を紹介します。

時代は19世紀イギリス、産業革命によって資本主義が誕生した時代です。

フランス革命で私有財産権が認められた結果、人々は土地などの資産を持つ資産家と、労働によって対価をもらう労働者に二分されました。

私有財産権があるために、土地を持たない労働者は家賃や山で拾う薪などあらゆることにつけて土地を所有する資産家にお金を払わなければならなくなってしまいます。

労働者である主人公ロイは何をするにも金が必要なこの状況はまるでカネの奴隷になったようだと感じます。

そしてこの奴隷のような状態から脱出するために主人公のロイはカネを稼ぎまくることを心に決めます。

ロイはもともと街の小さなパン屋の店長をやっていました。

ロイは金を稼ぐために、パンを工場で作り、店舗を4つに拡大することにします。

いわば店長から社長・経営者になったのです。

そしてこのパン事業をやっていく中で、会社が利益を生むためには、労働者に安い給料でたくさん働かせることが必要であると学んでいきます。

いやいやそんなことしたら、労働者が逃げちゃうじゃないか。と思うかも知れません。

しかし人数の少ない経営者のところに、多くの労働者が駆け寄るので、選択権は経営者にあり、構造的に経営者の方が有利になっているので、安い賃金で働かせることが成り立ってしまうのです。

他にも経営者が、労働者から搾取する方法が様々な角度から紹介されています。

資本論、非常に勉強になる本だったのでぜひ読んでみてください。

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