我慢は泣いても伝わらない
我慢は必要なときもある。しつづけることは害でしかない。
我慢しているなと思ったら選択肢頭の中で次のことをよぎらせます。
1、自分が選んだ道だと自分を納得させる
発した言葉だったり、行動だったり、選択したことだったり人のせいにしないように解釈し直します2、言いたいことがあって言えるタイミングを逃したんだな。と思う
ショックなことが会ったときに脳が一時停止した時に言いたいことが言えなかったこと(納得できなかったことがあるんだなと)納得し次は言えるようにすると心に誓う3、我慢するほど感情を使うことではないと割り切る
感情が動いてしまうほどのことなのかを考えると大半が大したことなかったと判断できることが多いです。
この3つは賛否あると思ってるし『我慢は嫌だから何か思ったことがあるならすぐに言ってやるぜ!』と思っている人や『自分の意見を曲げてまで納得しなきゃいけない意味がわからない』という方にはつまらない結論と記事になるかと思います。ページを閉じる前にゆっくりしていってください。
我慢の始まり
幼少の頃から吃音があり人と話せないということがありました。
どれくらい話せなかったかというと自分の名前が言えないくらい話せませんでした。どうもアツノート作者奥村睦巳(おくむらあつし)です。
吃音じゃなくても聞き返される難しい漢字の名前です。
名前辞典にしかこの漢字であつしと読まないらしいです。
自分の名前が言えなくなったのは小学3年生からでした。
電話ができませんでした。
自分の名前が言えないため名乗れなかったからです。
今は皆スマホを持っているので電話をかけると自分の名前が表示さえれるため自分の名前をいう必要がありません。
そしてそもそもラインで文字を打って要件が終わることが多数なので今は話すことが必要なくなってきていますね。
幼少期はスマホもなく家の電話しかなかったので人にモノを伝えるのに苦労しました。
苦労したというよりも伝えられなかったから自分の心は傷しかついていませんでした。
相手からしたら無言のまま電話を切られるので?のまま時間が過ぎていったことでしょう。
この時はまだ自分に対して理解してあげることができなかったのでずっと何かに我慢をしていました。
この吃音という症状があることを誰にもうまく理解してもらえなかったモヤモヤ思春期坊やでした。
泣いても泣いている意味がわからない周りは理解ができなかったと思います。
わかってよ!!という言葉も出ないためただ黙って苦しんでいることしかできませんでした。
いやあ辛かった。
今はポジティブボーイですけどね。
こんな幼少期、学生生活を続けていた僕は自分に対する理解の仕方や我慢の開放の仕方を知らないまま社会に出ました。
ここから人生の2章が始まりました。
我慢している自分を知ることがとにかく時間かかった鈍感ボーイ
我慢がどんな状態なのかを知って余計に穴にハマる
「我慢する前に行動する自分になるには」をあの時の自分に伝えたい
まとめ
1、我慢している自分を知ることがとにかく時間がかかった鈍感ボーイ
我慢をすることが日常的になっていると自分が今どれくらいの我慢をしているのかがわからなくなります。
我慢をすることがパワーを溜めていることだと勘違いをしていときもありました。
ある意味パワーを溜めていましたが爆発させることができませんでした。
当時『キレる』というワードが流行ったときでした。
若者が率先してキレそう・・・という言葉を言いながら喧嘩を仕掛けていったりしていたのをだいぶ遠いところで話に聞いていただけの平和主義の僕ですがキレる才能がないんじゃないかと思うくらいずっと理性が働いていました。
これを繰り返していると自分の感情がわからなくなり自分は今怒っているのか笑っているのかわからない時を過ごしたことがあります。
自分の感情の人の感情も見失う
本当に自分は感情がないのかただ人が嫌いで興味がないのかわからなくなってきていました。
言いたいことが言えない。
言い訳もできない。
態度で示すしかない。
甘い恋愛のような歌ができそうです。
そんな学生時期はハードモードで生きていました。
しかも吃音のことを人に説明できたとしても誰にも理解してもらえなかった。
これがまた辛い。
せっかく話せたのに!!
なぜわからないんだ!?
と哲学論者のようなことを思っていましたが思って終わっていました。
ある時、体が震え始めたり声が出なくなってしまったりと心の前に体が反応してしまうことが起こってしまうことがあり
ここでようやく
あ!我慢して心が壊れる前に体が教えてくれるんだなと思うようになりました。
ここまででもう症状が出始めて10年以上経っていました。
しかしこの我慢している自分に気づいても何にも解決になりませんでした。
そこからどう解消していけばいいのか徳島県出身の田舎者には発想がなかったです。いっそのこと鈍感な自分に戻りたかったなと思っていました。
中途半端に知るのは罪です。
2、我慢がどんな状況かを知る
我慢することが体を壊すことに繋がるということがこの時に知ることができました。
やっと。長かったです。
我慢とは怒りを溜め発しないこと。
発散の仕方を知らないとストレスが溜まり高血圧になる可能性が出てきます。危ないです。本当に。
そして日本人も我慢のプロだから大抵の人が日常からしてるのでスキルが高いと思います。
体が震えたことありますか?
感情は筋肉に影響を与えるんだなと思えた瞬間でもありますね。僕も我慢のプロでした。
心の状態が身体が反応してきてあらゆる症状を引き起こすので危険な状態です。
ストレスがかかりすぎた時に現れる症状
かなりありますね!(笑)
いくつ当てはまっていますか?
3、「我慢する前に行動する自分になるには」をあの時の自分に伝えたい
我慢することも教育のうちだと子どもには我慢させることもたくさんあります。
我慢しなきゃいけない時はある。
ということですね。
我慢の前のアンテナを貼る
勉強も息抜きが必要と同じで新しいことを詰め込むと頭はストレスでいっぱいになり処理できなくなります。
我慢しなくてはいけないという状況になる前に必要なのは限界を迎える前に気が付くアンテナを貼るべきです。
このアンテナは体が震える前に反応するように練習する必要があります。
壊れる前に(笑)
僕自身が行っていたことは
自分がストレスだと感じてしまうであろうものを目の前から消す作業でした。
アドラー心理学のアルフレッド・アドラーは人間が抱える問題の全ての原因は対人関係だと言っています。
「そんなことない!無人島にいる人は孤独でいるから人に対しての問題は抱えない!」という人の言葉にも
孤独は人がいて初めて孤独が生まれると。
悩みまくっていた時。
もう悩むのが好きなのではないのか!と思っていた時。
自分の中の好き嫌いをもっとはっきりさせていてもよかったのかもしれません。
全て受け入れようとしていると余計なものまで頭の中に侵入してきて自分を停止させます。
まとめ
我慢をしなくてもいい。
と言われても我慢をさんざんしてきた僕たちからしたら生活の一部みたいなものでなかなかやめられませんでした。
本当はスッとやめたいいんですけどね(笑)
だからその我慢をする頻度を少なくしていく。ということだと思います。
タバコも1箱吸っていた人が吸いたいと思ったこの1本を我慢していくことを続けていくとやめられる道筋を作れるのと同じで段々と吸わないことが当たり前にしていきます。
この例えは悪かったですね。
我慢する頻度は増えてる(笑)
でもそういうことです。(笑)
・吃音で話せない時も言いたいのに言えない。
・反論することに疲れてくる。
・頭の中で考え悩むことに慣れてしまう。
そんな流れだったのかもしれません。
最初に泣いた時に気がつけばよかった。
人に干渉しすぎでいた自分からはもう卒業です。
我慢して苦しむくらいその人を尊重したいならしっかりと話し合う。
我慢に代わるかわかりませんが我慢から今後に活かすことでした。
作者
奥村睦巳(おくむらあつし)
1986年11月20日徳島県出身
幼少期から吃音症が発症し自分の名前が言えなくなる。
喋れないことに嫌気がさし声優を目指して上京。
声優のオーディションは全滅。
舞台のオーディションは全受かりを機会に舞台役者になる。
演劇メソッドを学び台詞を吐くことへの苦しさや窮屈さを解放しさまざまな舞台や映像に出演する。
現在はパフォーマー兼MCという立ち位置を確立し活動を続けている。
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