「QuickWork」は「SalesNow」へ社名変更します。
こんにちは。
QuickWork代表の村岡です!
2023年8月1日より株式会社QuickWorkは株式会社SalesNowへと社名変更しました。
「QuickWork」は創業から約4年背負ってきた看板なので、名残惜しい気持ちもありますが、「プロダクト名 = 社名」にする方がメリットが大きいと判断いたしました。
社名変更を考えられている経営者・起業家の方の参考になれば幸いです!
変更した理由を簡単に記載します。
①ブランド認知度の向上
1つのブランド名の認知度を上げるだけでも大変な労力がかかります。そんな状況で、二つのブランドの認知獲得を同時に進めるのは至難の業です。
スタートアップにとって極めて重要な「採用」におけるブランド認知も社名とプロダクト名に分散されます。『社名』『プロダクト名』の両方の認知獲得するのは非常に難易度が高いです。
coralさんのブログでも類似した内容が記載されています。
1つのブランドを覚えてもらうだけでも十分に大変なことです。なぜ、その努力を同時に2つのブランド間で分散させてしまうのでしょうか?異なる名前を付けてしまうと、顧客や投資家、将来の従業員間におけるブランド認知度を希薄化させてしまうことになります。
②マーケティングの効率化
社名とプロダクト名が同じならば、プロダクトと会社の広告・SEOなどのマーケティングにかかる大量のコストをカットできます。資本が限られたスタートアップ企業において、マーケティングコスト(CAC)を分散させるのは現実的ではありません。
実際に、昨年11月に資金調達の発表をした際にプロダクト名である「SalesNow」が新聞に載りませんでした。笑
500万社データ活用、営業先を提案
500万社以上の企業情報を集めたデータベースを運営するクイックワーク(東京・渋谷)は2023年中に、営業先の候補を提案するサービスを始める。採用状況や新製品・サービスの動向などを踏まえ、成約確率が高そうな企業を選ぶ。システム開発や人材採用に企てるため、第三者割当増資で約2億円を調達した。
他にも過去にSmartHRの宮田さんのブログにて挨拶や名刺交換のときの説明コストが高い、というのもデメリットとして挙げられています。
KUFU も愛着がある社名ではあったんですが、当時は説明が本当にメンドウでした。名刺交換のときも毎回「SmartHR という人事向けクラウドサービスを開発している株式会社 KUFU の宮田です」と言っていました。名刺交換だけじゃなく、メール、電話、全ての対外コミュニケーションがこれで、しかも全社員がやっていました。このメンドウな説明を。
世界時価総額トップクラスのSaaS企業であるZoom, LinkedIn, Salesforce, Adobeなども社名=プロダクト名の選択をしています。
国内だと過去に、SmartHR、RIZAP、LINE、STORES(旧ヘイ)などの企業が我々と同様に社名=プロダクト名に社名変更をしていますね。
もちろん、社名とプロダクト名を同じにすることはデメリットもあります。
社名=プロダクト名にするデメリット
①リスクの集中
もし一つのプロダクトが何らかの理由で失敗した場合、企業名とプロダクト名が同じだと、そのネガティブな影響が全てのプロダクトや企業全体に波及します。しかし、プロダクト名が企業名と異なる場合、そのリスクは限定的なものになります。
②全く別の市場での新サービスリリースのハードルが上がる
社名とプロダクトが同一の場合、異なる市場に対して新しいプロダクトを立ち上げるハードルが高くなります。多種多様なプロダクトやサービスを沢山立ち上げる場合や、新たな市場への進出を考えている場合に弊害になる可能性があります。
なぜこのタイミングか
「SalesNow」で創る世界観、どうやって世の中に広めていくのか、がある程度明確になったからです。
↓先日記載したビジョンに関するnote
社名≠プロダクト名にするメリットとして、どのプロダクトがグロースできるのか確信が持てない場合に、単一のプロダクトに縛られることなく、他のプロダクトをローンチできることが挙げられます。
SalesNowが一定評価を受け始めてきたころもあり、どのようにグロースさせていくかある程度明確になったため、このタイミングでの社名変更を決意しました。
プロダクトの実績は以前noteに記載した内容を抜粋します。
シリーズAラウンドの資金調達以外の観点でもプロダクトが評価され始めている兆候がいくつかあります。
外部・顧客からの評価、導入実績の文脈だと下記があります。
・ITreviews GridAwardで「High Performer」(顧客満足度No.1)受賞
・営業支援サービス使いやすさNo.1獲得
・大手企業(↓)含む10,000社以上での導入実績
まとめ
必ずしも社名=プロダクト名でないと会社が伸びないというわけではありません。プレイドさん、10Xさん、LayerXさんなど社名≠プロダクト名で伸びている会社もあります。
ちなみに今回の社名変更は単一プロダクトだけで戦うという意思表示ではあ
りません。マルチプロダクト化することでクロスセルによるLTV向上 / 顧客獲得コスト(CAC)低下が見込めるため、複数プロダクトを持つ「コンパウンドスタートアップ」が増えてきています。
SalesNowという名称はマルチプロダクト化した場合でも違和感がなく、SalesNowという大きなプラットフォームの中で新しいサービスをリリースしていくことが可能だと考えています。
SalesNowでは既存のサービスに加えて、Lead Enrich(名寄せ&企業情報付与)の領域でエンタープライズ企業向けのサービスを開始しています。
社員大募集中です!
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https://open.talentio.com/r/1/c/quickwork/homes/4033
他のnoteもぜひ。
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![村岡功規 SalesNow代表](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112010881/profile_7d7db90419f68889125f6d8cb3833652.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)