出産を控えた私の今の気持ち
もうすぐ私は母になる。
いま、わたしはワクワクした気持ちと不安とが複雑に入り混じった、なんだかとても不思議な感覚に包まれている。『出産を経て人生観が変わった』とか『母親になって強くなった』とかこれまで色んな話を聞いたりしていたけれど、果たして私の場合はどうなるんだろうか・・。
ふとした思いつきではあるが、今のこの気持ちをなんだか残しておきたくなって、Noteに綴ってみようと思う。
8月に出産を控え、私は先月から産休に入った。
最終出社日の本当に最後の最後、文字通りギリギリまで
企業や登録者の方に向き合って仕事に取組みすぎて、
本来産休に入るために送り出される側の人間なのに、
その日のオフィスを出たのが私が最後になってしまったという失態（笑)
(※同じチームの皆様引継ぎ不十分だったらほんとごめんなさい・・)
そのくらい翌日から仕事を休むという実感が最終出勤日時点で持てずだったが、それも今振り返ってみると、なんだか私らしい。そして、そのくらい熱中できるお仕事ができていたことに本当に感謝・・
だったのだが、仕事が休みに入った瞬間にこれはもう、わかりやすく体調を一気に崩した。（笑) 妊娠初期の悪阻や、朝晩のお腹の張りといった症状はこれまであったものの(まあ、それもそれで苦しかったが、悪阻が気持ち悪くても仕事に没頭することで忘れられた)
マタニティスイミングやマタニティピラティス、妊婦整体などでせっせと妊娠初期からメンテナンスに励んできたこともあり、ここまではそこまで大きなトラブルが自分の身にも赤ちゃんにもなく順調にきていたほうだとは思う。
しかし・・妊娠後期のマイナートラブルは侮ってはいけなかったのだ。
自分の体の変化についていけない日々
腰痛・つわり戻り・胸やけなどの妊娠後期のマイナートラブルはいくつか起こると聞いていたが、私の場合は、PUPPPという、妊娠中に発生する原因不明のそう痒性発疹が起こった。1/160～300の確率であるこの発疹は、それはまあとにかく大変だった。(この記事を書いている今はそれでも症状は回復しつつあるが・・)全身の皮膚が赤く爛れ、夜も眠れない位の痒み・・(皮膚の画像はグロいので、ここには載せないけれど、もうとにかく頭もお尻も手足もお腹も全身痒みＭＡＸ・・！たとえるならば全身蚊に刺された感じ。)
妊婦だから飲める薬も限られており、処方された塗り薬もなかなか合わず、病院に通っては薬を試して効果を見てまた新しい薬を試して・・の繰り返しで、いくつかの皮膚科をはしごした。ついには「産むまでこれは治らない症状だから、これは母親になるための産みの苦しみだね」とドクターから宣言された時には、「ちゃんと、はじめてのたまごクラブで読んだように、ボディークリームはお風呂あがりに塗ってきたのに・・最終的にこんなことになるなら意味ないじゃんか！」と絶望したりもした。大きくなったお腹が邪魔をし、薬ひとつ、背中や足先まで自分では塗れないので、お風呂あがりは全裸になり、お尻をつきだして「ここに塗ってほしい」と夫に依頼する不甲斐なさと恥ずかしさ・・それでも痒みは到底抑えられるものでもなく、無意識にひっかいてしまうこともあり、皮膚からは血も出て、傷も無数にできて私の肌はボロボロになった。そして変わっていく自分の姿に涙が止まらなくなった。
「産休に入ったら貯まっていた本も読みたい・・英語学習もやりたい」と思い描いていたプランは全て狂ってしまって、手足含め全身クリームでべたべたにして、保冷剤を定期的に入れ替えて肌に押し付けて、ただただ時が過ぎるのを待つしかなかった。
何もできずにイライラしてしまう私を根気強くずっとそばで支え、ネットで色んな情報を見つけては「これ試してみたら？」と提案してくれた夫の存在があってなんとかここまでやってこれてはいる。本当に夫には頭があがらない。※そして解決策お持ちの方は教えてください(切実・・)
(脱線したが、話を戻そう・・)
20代の自分を振り返って
さて、遡ること10年ほど前。当時の戦闘服だったリクルートスーツに身を包み、就職活動に取り組んでいた頃から、「頑張っている人の背中を押せるような仕事をしたい」「フムフム・・女性はライフイベントを控えていて仕事だけに集中できる期間が限られているからこそ、子供を産む前までにどのくらい力をつけておけるかが勝負になりそうだぞ。だったら若いうちからどんどんチャレンジさせてもらえる裁量権のある環境に飛び込んでがむしゃらに仕事して力をつけるぞ」という考えが私は強かった。
そんな中で人材紹介業と出会い、1社目であるクイックの「企業・登録者の感謝をベースに仕事をする」という理念に惚れて入社を決めたわけだが、今振り返ってみても、本当に刺激的な同期と尊敬できる先輩・上司、いつも全力投球な可愛い後輩たちに囲まれ、ここで過ごした6年間が今の私の社会人としてのベースを間違えなくつくってくれた。と大変感謝している。
今やエージェント数は国内だけでも数万社に及ぶが、どこに「為」を置くのか、そしてなんのためにエージェントという存在があるのか、といった人材紹介に従事する者としての1番大切な基礎・本質をここで教わった。
中には人を商品として見ているエージェントもあると聞く。そして、ただ左から右へと情報を流すだけのエージェントもあると聞く。
そんな中でピュアな気持ちを持って、ぶれることなくここまでやってこれているのは間違いなく、クイックでの教えのおかげだ。
入ったばかりの頃は、できない自分が悔しくて、当時の上司に振り返りをしてもらいながら、涙した日もあったな・・なんて懐かしく思い出されるけれど、「ヒア＆ナウ」「次工程お客様主義」という教えは今もなお大切にしている言葉だし、1社目がクイックで本当に良かったと思っている。
JACでの日々
そしてその後地元の静岡にＵターンして現職であるJACに入社したわけだけど、同じ人材紹介業といっても1社目で医療業界を専門で扱ってきた私にとっては製造業・IT・小売り・・等々初めて知る世界ばかりで最初の頃は食らいついていくのに、必死だった。それでも、入社後担当したクライアントの皆様や面談を通じて出会った求職者の方に日々沢山のことを教えてもらいながら、ここまでやってこれたのだと思っている。(それに、ご支援した企業が大きくなったり上場したり、ご支援した登録者の方から入社後活躍の声を聞くと本当にうれしい・・)
また、これは1社目のころから変わっていないが、自分のお客様が増えていくたび、ご支援を重ねていく度に「もっと力になりたい。もっと自分が成長してより良いサービスを提供したい」という気持ちが日に日に強くなっている。
そして10年以上この業界にどっぷりと身を置いてきてなお、綺麗ごとでもなく、私はこの仕事は「人と企業の未来を創る・繋ぐ価値ある仕事」だと心から思っている(ただ、何か少しでもボタンの掛け違いがあって今この仕事をしていなかったら、ここまで自分が仕事に熱量を持って取り組めていたかは謎であるから、本当にこの仕事に出会えてよかった)
だからこそまだまだできることがたくさんある・やりたい事がたくさんあるなあ・・なんて、最終出勤日はそんな想いを抱えながら、今や私の戦闘服となったオーダースーツを脱げた自分はとても幸せ者だと思っている。
(現在臨月を迎え、これでもかという位お腹が大きくなった私には復職時にこのお気に入りのスーツが着れるのか甚だ疑問ではあるが)
それから普段は静岡の拠点に身を置いているが入社してからの4年間で東京・大阪・横浜・名古屋・広島・福岡をはじめとして全国にともに闘う仲間ができ、最終出社日に連絡をくれたことも本当に嬉しかった。皆さん本当にお世話になりました！！
自分だけのことを考えて、思いっきり仕事ができる社会人としての第一章はこれでおしまい。
“あ～楽しかったな～！頑張ったな～自分！お疲れ様！”
無事に子供が産まれて私も体も元気で、
保活が成功して、保育園に無事入れれば2025年5月に復職予定です。
※それまでの期間で、もしキャリアに関するご相談などあれば引き続きDMいただければ、私の信頼できるメンバーへとお繋ぎしますので、いつでもご連絡ください。
次は母になって社会人としての第二章を楽しめるといいな・・
なにはともあれ、まずは無事に出産できるように頑張るぞ～！！
最後にお知らせ
前職の先輩が参加していたきっかけで「MIRAIS」にjoinしました！
https://www.ikukyu-mirais.com/
2018年9月～「なんとなく育休」をなくそうと活動している、産育休中メンバー主体のオンラインコミュニティで累計参加者1,300人超えの組織です。
そしてなんと！ここの代表のまゆみん(栗林 真由美)×ＪＡＣのコラボで女性管理職として輝くために～私らしいリーダーシップのあり方とは～というテーマで7月19日(金) 18:30～講演会が開催されることになりました！
現在すでに申し込み人数600名を超えているそうで、残枠残りわずかのようですが、興味のある方はぜひ上記から申し込んでみてください。
▼栗林さんの記事は下記からも見れます
※ちなみにMIRAISには、ママになり育休中の前職の同期もたまたま参加していて、思いがけない再会を果たしました。現在2人で自主企画を考えて、メンバー向け講演をしよう！と盛り上がってます。前職では部署が違ったから、(というか同期は基本同じチームに配属されることも少ないから)、いつか一緒に仕事が出来たら楽しそうだね～なんて飲みの場で話していたんですが、それが実現して、ツーカーでPJを回せる感覚がなんとも堪らないです。
朝活部・英語部などなど数多くの部活もあり、そこに参加しながら全国にいる、同じような産休・育休中の方と繋がって情報交換したり、一緒にワークに取り組んだりしながら過ごしております。
私は現在12期メンバーですが、13期の募集も開始したみたいなので、興味のある方は私までお声がけください。家庭・会社以外のサードプレイスとしてのMIRAIS、なかなかおすすめですよ。
🔶育休コミュニティ「MIRAIS」2024年度下半期(第13期)概要🔶
■活動期間 2024年10月～2025年3月
■対象者
①産休・育休者
2024年10月～2025年3月に産休中・育休中もしくは取得予定の方(男女問いません)
②復職者
2024年10月30日時点で復職済、かつ、末子が未就学児であること(男女問いません)
※ちなみに私も13期も継続して参加予定です～