#01 「オジマさん」を深掘り!インタビュー前のスナップショット【前編】
こんにちは。新卒から13年勤めた大企業を辞めて海外ノマドワーカーになったあつみです。会社員の頃からコミュニティが好きで、社外コミュニティへ越境して外の視点に触れながらキャリアチェンジをしてきました。
実践的な学びの場としてコミュニティ関連イベントが多く開催されており、わたしはよくコミュニティマーケティングについて考えるコミュニティ CMC_Meetupやコミュニティリーダーズサミットin高知(以下、CLS高知) に参加しています。
この2つを立ち上げたのが今回のインタビューテーマである小島英揮さんです。
インタビューを進めるにあたり、一般社団法人CLS高知 理事の藤田さんと、今年6月実施のCMC_Central の総監督であり株式会社コラボスタイル コミュニティマネージャーのまゆさんのお二人にご協力いただきチーム”OFF-ON”を結成しました!
インタビューに入る前に、まずはこの3人で企画をはじめるきっかけや現時点での小島さんのイメージについて話してみることに。
小島さんを知る人やコミュニティに関わる方々はぜひお読みください!
前編・後編2回に分けてお届けします!
1. 「オジマさんみたいになりたい」を深掘りするインタビュー企画
今年4月に「コミュニティマーケティングをあたりまえに」を掲げて一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会が設立され、ますますコミュニティマーケティングが広まっていく機運が高まっています。
代表理事の小島 英揮さんはコミュニティマーケティングの第一人者でもあるので、小島さんを知る人からは「小島さんみたいになりたい」と言われることも多いようです。
そんな話をしていた時にご本人から「”オジマさんみたい”とは具体的に何を指しているのか。客観的に知りたい。」というお話がありました。
たしかに、それぞれが抱く小島さん像はコミュニティへの関わり方によって異なりそうです。
そこで、これまで10年以上に渡りコミュニティに関わっている小島さんについて「小島さんみたいとは?」を客観的に深掘りすることで、コミュニティビルダーやコミュニティマネージャーなどコミュニティに関わる人にとって何か見えてくるものがあるのではないかという仮説のもと、小島さんと関わる方々へインタビューをすることにしました!
インタビューを重ねるごとに小島さんについて知っていただけるnoteになればと思っています。何名かのインタビューを経てどんなまとめになるかが楽しみです。
2.3人の自己紹介とコミュニティとの出会い
あつみ:まずはじめに自己紹介しましょう!チームOFF-ONの名付け親の藤田さんからお願いします。
藤田:こんにちは。神奈川県出身、高知在住の藤田です。チーム名は、3人の頭文字と企画テーマの「オジマさんみたいになりたい」をもじってみたらなんと採用されました(笑)
会計の仕事をしていて高知に移住して約3年になります。今年の3月に一般社団法人CLS高知が設立され、理事に就任しました。また、ほぼ同時期の4月からCMC_Meetup 高知の代表としての活動もしています。コミュニティに関わりはじめたのは2022年10月のCLS高知がはじめてで、2年くらいです。
あつみ:2年ですか!てっきりコミュニティとの関わりはもっと長いと思ってました。
まゆ:コミュニティって実際に参加したり運営したりしながら学ぶ部分も多いですよね。コミュニティのエキスパートだけが前に出る感じじゃなく、ここ1〜2年で関わり始めた方も多いのが面白いなと。
あつみ:コミュニティにはじめて参加する「ワナビーズ」から「フォロワー」になっていく人たちがどんどん前に出てきて、盛り上がっていく感じですね!
あつみ:では、続いてまゆさん自己紹介お願いします。
まゆ:神奈川県出身で名古屋に住んでいる藤井麻由です。3年前に名古屋にきてコミュニティマネージャーとしてのキャリアをスタートさせました。仕事では社内のコミュニティマネージャーを務めつつ、会員制のソーシャルワークスペース「コラボベース NAGOYA」の運営もしています。
個人活動では、小島さんとつながったきっかけでもあるCMC_Meetup 名古屋の運営や、名古屋栄100人カイギという地域イベントなど仕事でもプライベートでもいろんな種類のコミュニティに関わっています。
あつみ:CMC_Centralで総監督をされていた時にバランス感覚が素晴らしいなと思ったんですが、いろんなコミュニティに関わっているからこそのものなんですね!
まゆ:ありがとうございます。複数のコミュニティを運営していると一部の参加者や運営者が重なっていることがあります。関わるコミュニティの中でうまくいっていることが他のコミュニティの課題だったり、逆にうまくいかないときに成功している事例と比較して原因を探ることもあります。そういった学びが複数のコミュニティに関わることで得られるのかもしれません。
まゆ:それでは、あつみさん自己紹介お願いします。
あつみ:新卒から13年大企業に勤めていて、2年半前に退職して海外ノマドワーカー(フリーランス)になりました。今は法人のマーケティング支援をしています。昨年、大企業の人同士でスキルを言語化する場として「大企業スキル勉強会」というコミュニティを立ち上げました。
コミュニティとの出会いは6年前ですね。当時、会社員のころにオンラインサロンに出会いました。会社の外の世界に触れて、普段出会わない人との出会いや視野が広がったのがすごく新鮮だったんです。
そこからコミュニティやコミュニティデザイン、コミュニティマーケティングに興味を持ち始めました。その頃小島さんの著書『ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング』が出たんですよね。
わたし自身、コミュニティを通じてコミュニティデザインに携わるようになり、コミュニティが大好きになったんです。どこか一つの場所に留まるわけではなく自分の関心軸に合わせていろんなコミュニティに参加しています。
3.小島さんとの接点はユニークなものばかり
3人それぞれ小島さんとどのように出会ったのでしょうか。はじめの接点やどんな繋がりだったかを話していきます。
偶然と共通点でつながる
あつみ:わたしは2020年ステイホームしていた時にマーケティング関係のオンライン飲み会でたまたまブレイクアウトルームが一緒になるという偶然からでした。ちょうど著書を読んでいたのでご本人とお話しできてラッキー!と思って。
その後は特にやりとりはなかったのですが、コロナが明けてオフライン開催されたCMC_Meetup 東京のリブートイベントの告知を見てCMC_Meetupに初めて参加しました。その時に小島さんにリアルでご挨拶したんです。
その頃には会社を辞めて海外ノマドワーカーになっていたのですが、コミュニティを越境してキャリアチェンジをしている部分に興味を持っていただき、CMC_MeetupのランチスペースやCLS高知で登壇させていただけることになりました。
去年は本当に濃い1年で、「大企業スキル勉強会」を立ち上げたのも小島さんからのアドバイスのおかげです。
あるとき、なぜ声をかけていただけたのかを聞いてみたら、小島さんは常に「気になる人」をチェックしているそうで、小島さんのアンテナに引っかかったみたいなんです。
藤田:それは面白いですね!小島さんがどんな人をチェックしているのか気になります!
あつみ:去年は海外ノマドらしくいろんな国を飛び回り、スペインのカミーノ(巡礼)を歩いたりしてたので「会社を辞めてスペイン歩いているなんて面白いな」って感じだったんだと思います。小島さんが四国のお遍路さんを経験していて”巡礼”という共通点もありました。
まゆ:もしわたしが小島さんだったら、あつみさんみたいな方は気になると思います!小島さんがチェックする人はどんな方々なんでしょうね。イベントへの登壇依頼もどんな観点でされているのか聞いてみたいです。
あつみ:そうですね。インタビューが終わってから小島さんに聞きたいことをまとめてインタビューしましょう!
CMC_Meetup 名古屋の立ち上げ
あつみ:まゆさんは小島さんとどのように出会ったんですか?
まゆ:ちょうど2年前くらい、CMC_Meetup 名古屋立ち上げの時ですね。現在の運営メンバーの1人がCMC_Meetup 東京の様子をみて「名古屋でもやりたいな」とXで呟いたことがきっかけで名古屋開催が決まりました。
最初にメッセンジャーグループができ、協力してくれそうな人たちが20人くらい集まっていました。わたしは本当にゼロからコミュニティをはじめていたので最初はCMC_Meetupの存在も知らない状態でした、コラボスタイル代表の松本さんが小島さんと関わりがあり、わたしもコミュニティマネージャーとして一緒に入らせてもらっていました。
あつみ:立ち上げ前にすでに20人も集まっているのはすごいですね。
まゆ:そうですよね。おそらく「やりましょう!」みたいな感じで、小島さんが声をかけていただいたんだと思います。その時点で、名古屋で動けそうな人たちが15人くらいいて、加えて他のコミュニティで関わっていた人たちも呼んで最終的には20人ほどに。
企画を詰めていくうちに、コラボベースNAGOYAを会場として提供できることになり、これがすべての始まりとなりました。
最初は「小島さんってすごい人らしい、本も書いてるみたいだし、読んでおこう」と思って、初回にいらっしゃる前に本を読んでおいたんです。すごく緊張しながら「今日はよろしくお願いします」と名刺交換をした記憶があります。
あつみ:CMC_Meetup 名古屋の歴史を感じますね。まゆさんには後日、個別にインタビューさせていただくので名古屋の運営体制についてなど詳しくはその時にお伺いさせてください!
CLS高知の運営に巻き込まれて
あつみ:藤田さんの最初の出会いは何だったんですか?
藤田:僕は、二人とも上半身裸の状態が初対面だったんですよ。
まゆ:!!!!・・・サウナですか?
藤田:そうです、サウナ。2022年10月のCLS高知のワーケーションでテントサウナをする時間があってお手伝いをしに行ったんです。以前からCLS高知に参加したいと言っていたのですが、運営の人が誘うのを忘れていたようで急遽お手伝いとしてワーケーション会場に行きました(笑)
あつみ:藤田さんが高知に移住してすぐの頃ですか?
藤田:移住というより、東京と高知を行き来していた頃で高知にはほとんどいなかったんです。高知のコミュニティや人間関係は全然なかったんですが、いま一般社団法人CLS高知でご一緒させていただいている代表理事の松田さんと知り合ったことがきっかけで声をかけてもらいました。
小島さんがすごい人だっていう話は聞いてましたが、当時はあまり情報がなくてWikipediaに掲載されている人という印象でした。実際に会ってみたらめちゃくちゃでかいし強そうだなって思ったんですよね。
あつみ:でかい!(笑)
まゆ:たしかに大きいですよね。肩幅も広いし。
藤田:そうそう、ワーケーションの参加者もなぜか大きい人ばかりで「なんだこのグループは!」って思いました(笑)。
その日の前夜祭でも挨拶に行ったんですが、名刺交換をした時にほんの少ししか話してないのに小島さんって本質を掴むのがすごく早いなって感じました。
あつみ:サウナの時にはあまり話さなかったんですか?
藤田:運営の手伝いをしていたというのもありますが、小島さんはサウナでもワーケーション中でもイヤホンをつけて上裸でパソコンを持ってミーティングしてるんです(笑)。だから隙をみて挨拶させてもらいました。
あつみ:タイミングが難しいですね(笑)
昨年のCLS高知でも川で坐禅をするアクティビティがあって、川から上がったと思ったらいきなり立ちながらミーティングされてましたよね。
藤田:そうなんですよ。面白いですよね。CLS高知 本編のお手伝いをしながらこんなに面白い人たちが集まるんだっていうのが印象的でした。
まゆ:わたしやあつみさんは直接小島さんとつながった形ですが、小島さんにたどり着くまでに何人かの登場人物がいるのも面白いですね。
4.CLS高知からみるコミュニティの魅力
あつみ:3人とも参加しているCLS高知について、このコミュニティのどんなところが好きですか?
藤田:関心軸が同じだからだと思いますが、知らない人が多い場でもなんだかんだすぐ打ち解けられるというのがあります。CLS高知のワーケーションに行った時も知らない人ばかりで最初は様子を見てたんですが、気づいたら仲良くなっていました。
あつみ:わたしも去年ワーケーションにはじめて参加した時に同じ感じでした。
藤田:あの時、めちゃくちゃ様子見してましたよね。
あつみ:小島さん以外誰一人知らないし、どういう背景があって、どういう目的で集まっているのかが分からない状態で乗り込んだので(笑)
人見知りではないので平気ではあるのですが、CLS高知はみんなが話しかけてくれたり、一緒に飲みに行ったりとコミュニティに馴染みやすい雰囲気があります。
小島さんをはじめ、過去に参加している方々の信用で集まっている人たちが多いんだと思います。普通なら誰が行くのか聞いてから参加する人も多いですが、CLSでは「高知での体験が面白そう」「あの人がいるなら行ってみよう」と参加してる人たちが多くいます。
まゆ:知らない人ばかりの場所なのにどうして仲良くなって楽しめるのか、そのプロセスって説明されても理解するのは難しいですよね。だから、一旦行ってみようって感じですね。
あつみ:昨年が初参加だったのですが、本編1日だけではなく3日前からのワーケーションから参加したのも良かったと思いました。何も知らない状態ながらも3日間同じメンバーで過ごしていると自然と仲良くなりその場に馴染んでいくんですよね。
藤田:本編が始まる頃には初参加の人でもみんな常連みたいな顔をしてるんですよ(笑)
まゆ:すごい仕組みですよね。仲間ができるって大きい。
あつみ:初参加とリピート参加のバランスがうまくとれている感じがします。リピート参加者は勝手を知っているので初心者にちゃんと話しかけてくれて、初心者は安心感を得られる。
藤田:最近、高知県内からの参加者も増えて、ますます良くなってきています。「運営ではないけど高知に来た人には全力でおもてなしします!」っておっしゃる方もいて、高知県民の鑑となるホスピタリティだなと思いました。
まゆ:そういう姿勢は参加者目線からもわかるので本当に良い行動の連鎖だなと思います。
藤田:あと単純にコミュニティでつながると飲みに行きやすくなりますよね。この日東京行くから飲める人?と声をかけると誰かしら飲みに行けるんですよね。
もちろん、飲み会だけではなく、今度どこどこに行きますって言ったら、誰かが現地の人を紹介してくれたり仕事につながったりということもたくさんあります。
5.インタビューでどんな小島さん像が見えるのか
3人で自己紹介や小島さんとの接点についてお話ししてきましたが、それぞれのコミュニティとの出会いや体験を聞くだけで面白いですね。
今後のインタビューが楽しみになりました!
後編では、藤田さんと「小島さんみたいになりたい」と思う部分について話していきます。共通する点も多いと思いますが、小島さんとの関係性によってどんな違いがあるのでしょうか。
次回もお楽しみに!
このインタビュー企画はマガジンとしてまとめていきますので、ぜひフォローよろしくお願いします😊
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