#大企業スキル勉強会 のコミュニティ設計
こんにちは!2年前にトヨタ自動車を退職し、世界を飛び回る海外ノマドになったあつみです。
”好きな時に好きなところで好きなことをしたい”と思って会社を飛び出したのですが、外に出たことで大企業で培ってきたスキルに価値があると気づき、大企業経験者たちとスキルの棚卸しや言語化をする場として #大企業スキル勉強会を立ち上げました!
今回は、3/22(金)に開催された #CMC_Meetup 広島vol.2でお話しした内容をご紹介します。
イベント概要はこちらをご覧ください
#CMC_Meetup とは?
広島での開催は2回目ですが、全国各地で開かれています。
私ははじめ、主宰の小島さんの著書で #CMC_Meetupを知り、2022年に初めてリアルな場に参加し、何度か登壇もさせていただきました。
コミュニティを活用したマーケティングは再現性が高く、事例共有や学びの場として運営されており、今回の小島さんからのアップデートもとても有意義な共有でした。
自己紹介
2009年〜新卒でトヨタ自動車に入社し、国内営業部門で法人営業と宣伝・商品販促に従事(13年)。会社にいた時から社外コミュニティに参加したり、コミュニティについて興味を持っていました。
やりがいを感じて働く一方、このままでいいのかモヤモヤし、自分と向き合い「好きな時に好きなところで好きなことを」という本当に叶えたい想いに気づき2年前に退職。
いまは海外ノマド(フリーランス)として世界を飛び回る働き方をしています。
退職する前は自分のスキルに自信がなく会社を辞めても大丈夫なのか不安でしょうがなかったのですが、いざフリーランスになってみると大企業で培ったスキルがすごく活きました。
そこから大企業スキルの価値を言語化したいと思うようになり、大企業スキルの活かし方を考える #大企業スキル勉強会 を立ち上げ。同じ課題感を持つ人たちとディスカッションしてつながりを作ってます。
大企業人材とコミュニティの関係
大企業スキル勉強会を始めたきっかけ
大企業で培ったスキル(大企業スキル)を活用して自分の価値を高めたいと考えていたときに、小島さんからアドバイスをいただき勉強会を開催することにしました。その時のnoteはこちら。
昨年10月にスタートし累計8回開催、のべ参加人数111名。数字で振り返ると積み重ねの大切さを感じます。
過去の開催レポートはこちらも参考に。
会社以外の環境で自分の知識やつながりが重宝されるという経験が新鮮でした。
組織内の立ち回り、根回し → 全体俯瞰して先を見通すスキル
大企業の視座で思考する → 経営者の思考整理、壁打ち
会社員時代は周りが当たり前にできることはスキルじゃないと思っていたし、社外に出ても通用しなそうと自信を持てませんでした。
でも、自分のスキルが外で通用すると体感したことで、同じく会社にいてイマイチ自分のスキルに自信を持てないと思っている人がスキルに自信を持てるようになるんじゃないかと思ったのです。
コミュニティの設計
小島さんはコミュニティマーケティングについてのフレームワークを話すときに再現性が高い手法と言っています。
コミュニティを作ることを目的にするのではなく、コミュニティを活用してビジネスのゴールを目指す。
そのために、OWWH(Objective×Who×What×How)の設計が重要。
それに倣って考えて整理してみます。
勉強会を始めた時から自分のスキルに自信を持つことをゴールにはしていたけど、常に意識できていたわけではありません。回を重ねて行くごとにこの場の目的が明確になってきた感じがします。
どんな人に来てもらいたいか、一緒に議論したいのはどんな人か。
参加する目的がさまざまになりがちなので、目的は1つブラさない方が純度の高い人が集まるとわかりました。
いろんな人に来てもらいたいし知ってもらいたいけど、まずは熱量が高い人、共感するものが同じ人を集めます。
そこで小島さんが#CMC_Meetupで提唱する3つのファーストです。
何度も同じことを発信し、「大企業スキル」の人と認知されるように発信。ゴールを明記することで期待値調整ができます。本当に参加して欲しい人に参加してもらえればいいのでリアクションやコメントをくれた人には個別メッセージをするなどしてこちらからもアプローチしました。
私の経験上、大企業の人はあまり外を見に行きません。
社内に十分な人材や知見があり、研修もちゃんとあり外に行かなくても十分に成長できる環境があることも一つの理由です。しかも「コミュニティ」という言葉も耳馴染みがないので怪しいと思ったりします。
これは全部5年前の私自身の話です。
いきなり新しい環境に飛び込むのは勇気がいるので、初参加しやすい空気作りや直接誘われるという参加の動機づけが必要だと思いました。
そして、この場に価値を感じた人たちからの口コミはその人の周りに伝わり始め、新しい参加者の紹介につながっていきます。ですので、ポストやブログでのアウトプットを依頼しています。
つながる場自体も必要なので参加者のグループを作って連絡を取り合いました。FacebookグループやSlackはこの時点ではあえて作らないようにしたのは、開始時点で参加目的をすりわせることが難しかったからです。
なので毎回メンバーは変わりますが勉強会を開催するたびに同じ熱量を共有できるようになってきました。
グループ作っても過疎化したり、やり取りが生まれなくなったりすることも多いので、プラットフォームが必要になるまではこの形式で進めました。プラットフォーム何を使うかは次の課題ですね。
コミュニティ参加者の変化
「スキルがない、自信がない」と思っていた人も、自分のスキルを棚卸して人に話すことでスキルだと認識できるようになっていました。利害関係がないからこそフラットにキャリアについて話せるというメリットもわかりました。
大企業スキル勉強会を実施してみられた変化は
①LT登壇で自信をつける
・共通点と相違点を知り、翻訳力が高まる
・自業務を振り返り理想の働き方が明確になる
・行動を後押ししてもらいやすくなる
②自分の業務の価値を再定義
・同じ大企業の人と話すことで自業務を客観視
・キャリアチェンジを検討していたが今の環境が恵まれていると気づけた
・今の仕事に価値があると自信を持てた
③スキルの活かし場所を発見
・自分が得意とする分野の知識を教えてほしいと言われてニーズに気づき、オンラインイベント実施
・副業希望者が副業募集者とマッチング
・勉強会がきっかけとなり行動変容が生まれる
などです。
大企業スキル勉強会で実現できていること
目的や関心事が近い人と集まることで心理的安全性も生まれてます。
①本音でキャリアを語れる
・肯定される心理的安全性、利害関係がない
・同じ目線からフィードバックがもらえる
・社内で相談しにくいことも話しやすい
②外のモノサシを得られる
・社内では“当たり前”のことが“当たり前じゃない”と気づくことができ自分のスキルを再定義
・スキルの活かし方のアドバイスもある
③次の一歩を後押ししてもらえる
・相手の話を聞いてこうしたらいいのでは?と提案
・社内越境、社外越境、コミュニティ越境
・LTなどアウトプットの連鎖
4月からも継続して開催します!
全3回として始めた勉強会でしたが、着実にニーズが見えてきており引き続き継続していきます!
オフラインでのミートアップやオンライン会など企画していきます✨Xやnoteでご案内しますのでフォローしてお待ちください💡
▼今回話したスライドはこちらです。
これまでの取り組みや勉強会参加者のレポートは以下のマガジンをご覧ください!
最後までお読みくださりありがとうございます!
★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業での経験やスキルを言語化して価値を見出す「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。
★これまでの大企業スキル勉強会まとめ(参加者レポートや勉強会の案内)
★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう
大企業スキル勉強会をするに至るまでや大企業時代の経験を振り返る連載
★ありのままの自分でカミーノを歩く👟
★海外ノマドになるまで「ノマドニア」体験記