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⑦人生何が起こるかわからないよ、ホスピタリティービジネスっておもしろい

アメリカ、特にニューヨークのホスピタリティービジネスに携わることで、自分のお給料の範囲で考えらえる世界でなく、自分の知らない世界を見せていただきました。

例えば超高級ホテル、リッツカールトン、オープニング前に泊まって感想を聞かせてほしいとご招待とか、視察を兼ねたホテルのレセプション(パーティー)やミュージカルやアトラクションの招待など、この街やアメリカ東海岸の旅行先の良さを実際に体験させてもらうことで、その魅力を日本に伝えること、ツアーに組み込んで提供するが私の仕事になり、どんどん外の世界に出かけさせていただきました。

年に一度のパウワウというトラベルインダストリーの見本市にも参加させていただき、昼間はさまざまなホテルやアトラクションの会社の人と仕入れのお話、そして毎晩のイベントが凄いんです。

例えばフロリダのオーランドで開催の時はディズニーワールドのテーマパークを貸し切ってのパーティーや、カリフォルニアのアナハイムの時は、ディズニーランドはもちろん、ナッツベリーファームを貸し切ってのパーティー、ニューオリンズではジャクソンスクエアやスーパードームを貸し切ってのイベント、ニューヨークでは自由の女神の隣の島、移民局があったエリス島を貸し切ったパーティなど、さまざまな桁外れな経験をさせていただきました。その経験を元に日本のお客様に様々なイベントの提案をさせていただいたりしました。

そうそう、ニューヨークで打ち上げ花火の手配もできそうだったんですよ。残念ながら2012年にハリケーンサンディーという大型のハリケーンが来て、特にダウンタウン地区にかなり深刻なダメージを与えました。エリス島も被害にあい、翌年の夏のパーティー会場として使うのは難しいとキャンセルとなり、実際に打ち上げ花火の手配はできませんでした。

アメリカ自然史博物館でのイベントの時、お客様の要望でミスニューヨークを手配させていただいたことも。彼女は賢くて美しく、自分の役割をよくわかっているプロでとっても素敵でした。骨格からの美しさが違うので、来世生まれ変わったらこんなに素敵な方に生まれ変わりたい!と思うほど。ミスニューヨークとの、同じ人間とは思えない記念写真はいまだに残っています。

街中のレストランにもいろいろ連れていってもらい、今ニューヨークで一番話題のレストラン、ホテルの近くのおいしいレストランと聞かれれば、すぐご案内できるようにと、自分たちでも月に一度は普段行けないようなレストランに自費で行ったりもしていました。

そんな中、強い味方だったのがレストランウィークという、お得なお値段で食事ができるイベント。これはニューヨークの観光局がオフシーズンの夏、冬にレストランに食事に行くお客様を増やすため始めたプロモーション。ランチ、ディナーを通常よりもお得な料金で提供しています。


パンデミック後、今年の夏、はれて復活、夏のレストランウィークが始まりました。7/19から8/22までの月曜日から金曜日、参加レストランはランチ$21、ブランチ/ディナー$39、シグニチュアダイニングエクスペリエンス$125という全レストラン均一の価格設定。シグニチュアというのは日本でいうお店のおまかせで、これは今回から始まった新しい試みみたいです。ちなみにメニューの中に、これを頼むと追加で$10や、土日もOKなど、レストランによってもそれぞれ異なりますのでご確認を!

ちなみに私の初めてのレストランウィークは多分2002年?ひー、あれから19年もたつの?!その当時からハイエンドレストランと名高いイレブンマディソンパーク。ちなみにこのレストランは昨年、すべて植物ベースのメニューに変更ということで話題になってました。

レストランウィークだし、私たち見るからにセレブ感ないし、アジア人だし、お手洗いに一番近い変な席に通されるかもと覚悟していったのですが、そんなことは一切なく、極上のサービスとお料理でもてなされ、それはそれは素晴らしい体験でした。今でもさすが素敵なレストランだったなと、心に残ってます。

今年はどこに行こうかな?とわくわくしながら、いつもより少しおしゃれしてレストランへ出かけるって気分があがりますよね。やっとこの喜びが生活に戻ってきてうれしい!

日本も一日でも早くそうなりますように!

シティカレッジの学生だった頃は、チャイニーズの持ち帰りのお店で、シュリンプチョウメイファンという$6くらいのエビのビーフンを買うのもかなり贅沢どきどきでした。目の前に別の世界が広がって、やっぱり私はラッキーだったなと思います!

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