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ジェイコブコリアー君のマスタークラスに行ってきた
ジェイコブコリアー君のマスタークラスがニューヨーク市立図書館であるとフェイスブックでみて、チケットを申し込んだらすでにソールドアウト。ウェイトリストに登録して、ワクワクして待ったけど、何の連絡もなし。
これは行ってみよう!と図書館に向かったところ、すでに会場は人数のキャパシティを超えているということで入れず。
親切なセキュリティのおば様が、下で見れるかもしれないから、聞いてみなさいと。
一瞬意味がわからなかったけれど、下の階の会議室にビデオをつないで見れるようにしているらしい。
会議室の入口の人に、入れて下さいとお願いしたら、中には空いてる椅子もあるのに、入れなくて帰った人にフェアじゃないと言われ断られる。ケチいね。
だってさ、もう誰かが帰って席がいくつも空いてるのに(!)、私 の1ミュージシャンとして少しでも学びたいという機会を、あなたのエゴとくだらない正義感で握りつぶそうとしてるのわかってる?って、彼女なりの正論を私に偉そうに唱えた若いお嬢様に言いたくはなったけど、そういう上からの指示なんだろうから、ま、この子にいってもダメだわと引き下がる。
あ~あ残念と思い、エレベーターを待ってたらまたその親切なセキュリティーのおばさまが通りかかったので、「教えてくれてありがとう!」と声をかけたら、お部屋に入れずに帰ろうとしている私に気づいて、「こっちの部屋も試しなさい、彼女に聞きなさい!」と。
え、お部屋は一つじゃないんだ!おば様ありがとう!
その彼女に早速入れてとお願いしたら、「チケット制のイベントだから」と断られ、「知ってる、だから私ウェイトリストに登録したの」と言ってるところに、中から一人帰る人が出てきて、しぶしぶgo aheadと入れてもらえる。なんて絶妙なタイミング!超ラッキー!
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おばさまがチャンスの扉をこじ開ける勇気を私に下さったのよね。きっと天使さんに違いない。本当にありがとうございます!
内容はLOGICというソフトを使っての音楽制作についてで、アナログ人間の私には正直さっぱり???だったけど、ハーモニーや、曲をどのように作っていくかなど、興味深い話しが聞けた。
そして、最後にゴージャスなピアノとルバートで歌い出し、何の曲かと思ったらI Love You Baby!
途中からオーディエンスにハーモニーをつけてみんな大合唱。私たちのリモート会場でもみんな歌ってる。
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超絶ピアノテクニック、まるでピアノの鍵盤と手が繋がっているというか、どこを触るとどういうハーモニーが奏でられると何でもわかってる。ちょっと不協和音ぽくても、いいスパイスになるというか。このコードを弾こうと思い弾いてるというより、彼が弾いたものにコードがついてくるという感じ。そして強烈なリズムとダイナミクスに脱帽。天才君はやっぱりすごいな〜、今日入れてもらえて本当によかった〜
そして何でも諦めないでトライしてみるって大事よね。
私、ついNOを言われるとすぐにしゅんとなって引き下がりがちなんだけど、ここぞという時は何度もドアを叩いて、うっかり叩きこわしちゃうくらいの勢いで進もうと、改めて思った次第。
PS. 翌日のジェイコブ君のブルックリンでのコンサート、すでにソールドアウトでこちらもウェイトリストに申し込んだけど、これはさすがにあきらめました😅
4月の終わりにラジオシティホールで十分楽しんだから、まいっか。
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ニューヨークってこういうチャンスが転がってるよね〜