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お加持のレッスン、血液が多いと気の動きが取れなくなる


お加持のレッスン、気をめぐらせてみましょう」や、
お加持のレッスン、気が先行して、体の中の水や血液が動かされるで、
体の中の気と、水、血の関係を書きました。
そして、書籍の中には入りませんでしたが、「お加持を知る 百叩きの刑」という文章の中に、血液のことが書かれてあります。

私たちの体は、「気・血・水」のバランスが取れていなければいけません。
バランス的に、水が余分になる場合がありますが、通常水は汗や尿で比較的早く排出することができます。でも血液は、余分であってもすぐに排出をしないで備蓄に回します。
それは、血液を骨髄細胞でつくるのに時間がかかるためです。

「気・血・水」のバランスが取れている場合は、その気で、水も血液も動かすことができます。
ところが精神的なショックを受けた時などは、急に気が少なくなってしまうので、気に相対して血が(水も)多いということになります。
こんな時は、重い血液が体を重鈍にさせてしまいます。
そして、このような時に消化器からの出血ではない、原因不明の下血をすることが時折りあります。体が、気に対してバランス的に多い血液を外に出すためだと考えます。
余分な血は、本人がやる気を出すことで、気とともに血は動き出し、使える血になります。でも、体が重いと、気が動かないという悪循環に入ってしまうこともあります。

そして、打撲などの外傷による内出血で、血液が余分になることがあります。
ただこれは、時間が経つことで、血管の中に血液を再吸収してゆくことで調整してゆきます。
でも、江戸時代にあった百叩きの刑(実質的な死刑)などでは、内出血の部位が広かったであろうため、体は調整しきれずに死に至ってしまいます。
叩かれたことで死に至るというよりも、大量の余分な血液が原因で、気の動きが取れなくなってしまうのです。

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