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ケニアでのeSIM(電話番号付き)購入方法

人生初のアフリカ大陸上陸!ケニアに来てから、もうすぐ1週間になります。

忘れないうちに、ケニアでのeSIMの購入方法と便利な使い方、注意点をまとめておきます。

1) 購入場所
私は友達におすすめされたSafaricomのeSIMを買うことにしました。Google Mapsを見ると、Airbnbの近くだけでも数ヶ所店舗やカスタマーサービスの事務所らしきものがあったので、まずは店舗と思われる場所へ行ってみました。……が、Safaricomどころか、お店らしきものも見当たりません。

この、Google Mapsにある場所に行ってみたら、実際は何もないというパターン、ラテンアメリカで何度も何度も経験したので、すっかり慣れています。そう、ここは日本じゃなくて、アフリカ。驚きません。

幸い、ナイロビではどこのビルやアパートにも、入り口に警備員さんがいます。私は近くのビルの前にいた警備員さん(4人もいました!)にSafaricomのお店はどこか尋ねました。ナイロビの人達はみんな英語がペラペラだし、外国人に対してオープンなので、親切に教えてくれます。

警備員さん達によると、すぐ近くにあるショッピングビルの中にSafaricomがあるとのこと。行ってみると、確かにオフィスはあったんですが、そこでeSIMは売っていないとのことでした。どうやら、地図上にあるSafaricomの中でも、eSIMを販売している場所は限られているようです。私はオフィスの人に教えてもらったSaritという大きなショッピングモールへ行きました。

2) 購入方法
Saritの中にあるSaraficomの店舗へ行き、eSIMを購入したい旨を店員さんに伝えると、eSIMの販売を担当している女性を指差して教えてくれました。彼女の周りには、インド人らしきお客さんが4人います。ちょっと混んでいるようです。

その店員さんと、1人のインド人客が言うには、
・eSIMを買うには、まずSIMカードを買わなければならない
・でも、そのSIMカードをケータイに入れる必要はない
 (そもそも私のiPhoneにはスロットがないので入れられません)
・SIMカードを買ったら、eSIMをインストールしてもらえる
・支払いカウンターは混んでいるから、先に番号札を取っておいた方がいい
 (でも、ケニアの電話番号がなければ、番号札は取れない仕組みでした)

こんな変なやり方、初めて聞きました。その時は土曜の昼で、カウンターで対応待ちのお客さんが大勢待っていたので、翌日開店と同時に出直すことにしました。

翌日、再度Saritにある店舗に行くと、その日対応してくれたお姉さんはその場でeSIMをインストールしてくれました。あれっ???昨日の人とまったく言うことが違う。まあ、これもラテンアメリカで何度も何度も経験したので、慣れています。

お姉さんにもらったこちらのカードの中に、電話番号が書いてあります。めでたくケニアの電話番号入手!!これでスーパーのポイントカードを作ったりなど、いろんなことができるようになります♪

プランのオプションは容量に応じて4つありました。私は1ヶ月10GBのプランを選びました。1,000シリング+eSIM代350シリング、合計1,350シリング(現在のレートで約1,630円)です。支払いは他のカウンターでしましたが、朝早く行ったので、ほとんど待たずに完了しました。

3) M-PESAをインストール
支払い完了後、また最初のお姉さんのところに戻って、M-PESAというアプリをインストールしてもらいました。ケニアに2回旅行歴のある友達におすすめされた、モバイル決済のアプリです。

ケニアはクレジットカードの普及率がとてもいいのですが、M-PESAを取り扱っている店もものすごく多いです。私はケニアに来る前にタイとカンボジアにいたのですが、お金はあるけど「細かいお金がない」せいで買い物できなかったことが何度もあるので、モバイル決済の便利さをよく知っています。支払いのたびにお財布を出さなくていいのも便利ですね。

4) M-PESAのチャージ方法と利用方法
M-PESAのチャージはSafaricomの店舗ではできません。でも、チャージできる場所を見つけるのは簡単です。なぜなら、とても目立つように書いてあるからです。

ね、わかりやすいでしょう!チャージは現金のみです。これがクレジットカードでできたらものすごく楽なんですが、そもそもM-PESAって、クレジットカードがない人でも払えるように配慮したシステムなんですよね。チャージするためにはケニアの通貨シリングの現金が必要なので、ATMでシリングを引き出すか、持っている現金をシリングに両替しないといけません。つまり、手数料がかかってしまいます。私はカンボジアでUSドルを下ろしてきたので、それをシリングに両替しました。

M-PESAで支払いできるお店(むしろそうじゃない店を見つける方が大変だと思います)には、支払いのとき入力する番号が掲げられています。アプリを立ち上げ、PAYをタップし、番号と金額を入力すると、支払い完了です。

5) eSIMを購入するまでのつなぎ
私は次の滞在国に入国したら、すぐにインターネットに接続したいタイプです。今回のSafaricomのeSIMは空港で買えないことが事前にわかっていたので、3年ほど前からお世話になってきたAiraloのeSIMを1週間分 (1GB) だけ購入し、ナイロビの空港に着いたらアクティベートしました。これで、お迎えに来てくれたAirbnbのホストとすぐに連絡を取り合うことができました。

以前はAiraloのeSIMを月単位で購入し、容量がなくなったら、買い足していました。でも、Airaloだとほとんどの国の場合、電話番号がもらえません。私が今まで使った国の中で、電話番号付きだったのはタイだけでした。

友達同士ならWhatsAppやInstagramでも通話ができます。でも、レストランやホテルなどに電話するときは、普通の「電話」をする必要がありますよね。それに、アメリカではアメリカの電話番号がないと入会できない事務もあり、友達の電話番号を使わせてもらったことがあります。それ以来、私は電話番号付きのeSIMを選ぶようになりました。

他のキャリアーのeSIMを使うようになって、Airaloは実はかなり高かったのだということに気が付きました。もちろん、AiraloのeSIMは次の国に行く前にインストールしておけるので、空港でアクティベートしたらすぐにインターネットに接続できるというメリットもあります。ですから、私はこれからも「現地でeSIMを購入するまでのつなぎ」として、Airaloのお世話になろうと思います。


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