ML2Scratchを使ったAIプログラミング 体験オンライン授業をしてみた
こんにちは!
茅ヶ崎のプログラミングと英語の教室LaLaLa KIDSの長澤です。
5人の小学生男子に向けて、「スクラッチでAIプログラミング体験」オンライン講座を開催しました。
いろいろ反省点や気をつけたほうがいい点などがあったので、シェアしますねー。
【オンライン授業の概要】
★1時間半の授業全3回でzoomで実施
★動画教材に基づき、私が講師となって一斉授業のような形式で実施しました。
★生徒は小学生3年~5年の男子5人。全員スクラッチ経験者ではありましたが、レベルの差はかなりありました。
【いきなり大トラブル発生・・・!】
ML2Scratchという拡張機能ブロックを使い、カメラで画像認識をさせながらゲームを作っていくのですが、初回のクラスの設定の段階で、5人中3人のPCで、Scratch上でカメラが起動しない、というトラブルが発生してしまいました。
その場で設定等、様々試しましたが、結局3人とも最後までカメラが起動せず、何もできないまま終了・・・
OSは全員Win10、ブラウザはChrome最新バージョン ということで、ML2Scratchの推奨使用環境の条件を満たしていました。
【どうトラブルに対処したか?】
TFEさんにもアドバイスいただきながら、個別にサポートしていきました。
以下4つのことを確認し原因を探りました。
①Chromeの設定でカメラが許可されているかどうか。もしくは、違うカメラに接続されていないかを確認する(設定変更後は再起動が必要)
②Chrome の拡張機能を使用している場合に、正常に動作しないことがあるので、ゲストモードに切り替えてみる。
③ゲーミングPCなどで外付けのカメラを使用している場合、その接続やカメラ自体が正常に動いているかどうかを確認する。
④ML2Scratchの「ビデオを入にする」というブロックをクリックしてみる。
【その結果・・・】
3人それぞれ違う対処法で映るようになりました。
・①の設定変更で直った。
・③の外付けのカメラ自体に問題があったため、カメラを買い替えたら直った。
・④で直った。
【本授業の実施にあたって気をつけたほうが良いこと】
★事前にML2Scratchの拡張機能を入れて、カメラが認識されるかどうかをチェックすることをおすすめします。
★画像認識については背景がスッキリしていることがとても大事であることがわかったので、何もない壁面やカーテンがかかっている窓を背にして授業を受けるようにしてもらった方が良いかもしれません。
★複数回にわたって授業を行う場合、ファイルの保存方法をしっかり確認することをおすすめします。
ML2Scratchで作ったゲームについては、Scratchファイル(拡張子 .sb3)と学習データ(拡張子 .json)の2ファイルを保存することが必要なのですが、作業に夢中になっている子供は、特にオンラインだと大事なことを聞き忘れてしまっていることが多いので、2ファイルを保存する、ということをしっかりと確認した方が良いです。
1ファイルしか保存していない子が何人かいて、全部作り直し、、、という事態になってしまったので・・
★ML2Sctratchを動かすStretch3のサイト自体が開発中であるからなのか、コードが複雑になると動かないことがあります。
オリジナルゲームを最後各自に作ってもらったのですが、変数がうまく動かないということが起こりました。クローンは使えないと思った方が良いです。なので、そのあたりも事前に説明してからオリジナル作品を作ると良いかもしれません。
初めてAIプログラミング講座を行ってみての気づきをシェアさせていただきました。
反省点はたくさんあったものの、いろいろな失敗やトラブルを通じて、AIにものを認識させることの難しさや地道さを子供たち十分に体験できましたし、ファイルの保存の大切さなどもしっかりと学ぶことができました。
結局全3回のところを1回分追加してフォローをするなど、こちらも大変なところがありましたが、とても楽しいクラスができたので、子供たちも私も大満足。
結果オーライだぜぃ✌️