アートと自己表現
芸術家に憧れていた。
アートとはなんなのか?カタチだけに憧れて、考えたこともなかった。
最近は個人がお商売を始めやすくなって、いろんな作家さんの作品を目にすることがふえた。
私もお菓子を販売している。
最近感じるのは
作品(商品)は自己表現のひとつであるが、それだけではない
ということ。
今まで商品をお届けしてきて、喜びの声をもらってすごく嬉しかった。
次は何をつくろうかな?と考えるのもたのしい。
自分ができること、楽しいことをして人に喜んでもらえる、こんな幸せなことってあるだろうか?
そう感じていた。
一方で思うのは
人に喜ばれるために作るのってどうなの?という気持ち。
楽しく作って結果喜ばれることが、理想の姿。
喜ばれるために作るのはだめ。
その因果関係にマルバツをつけてこだわりをもっていたが
そろそろこのフェーズも終わりかもしれない。
いま誰もがどんな表現もできるからこそ、今のわたしが、自分の楽しみのためだけにやるのってどうなの?と
あらためて自分に問いかけている。
「誰かのためになる」
昔は大嫌いな言葉だったけれど
ここがないと成り立たない。
どんなに素敵!と思う作品(商品)に出会っても
手に入れたいと思うものと、見てるだけでいいものがある。
作品が素晴らしくても、生活や人生にマッチしていないと、私はそばに置くことを選ばない。
自分本位でつくったものが喜ばれればそれは幸せなことだが、
商品を提供する者として、もっと大きな視野(意識)でものづくりをしていこう。と思うのだった。
と書いていて、
つべこべ言わずどんどん作れや!と言ってる自分もいるのだから、探りながらやってみるしかないってのが今のところ私の持っている答えだ。
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