【事件多発】シカゴ郊外が過去20年間で最も治安が悪くなっている件
アメリカ国内でも比較的治安が良く、たくさんの日本人が安心して暮らしてきたシカゴ北西部郊外。ここでいま、毎日のように犯罪が起きている。
もう以前のように、のほほんと生活することはできないのだろうか。私の身近でどんなことが起きているのか、事実をお伝えしたい。
治安が悪くなった理由
近隣の地域で事件が多くなってきたなと感じ始めたのは、バイデン政権になって間もなくの頃か。流行り病のせいで失業者が増加し、貧富の差が大きくなったこと。インフレで物価が上がり、国民の不満がMAXになったこと。政治と警察の関係がややこしくなって、治安の維持が難しくなっていること。
まぁ、理由はいろいろあるのだろうが、身近でたくさんの犯罪が増えていることは事実だ。
事件いろいろ
まず、車の盗難が多発した。民家のドライブウェイに駐車された車が、夜間に盗まれるのだ。あるいは、車中の金目のものや車の部品だけが盗まれる。主に高級車や新車が狙われるので、豪邸の並ぶ地区で多い。(我が家は安い車なので心配なし)
次が泥棒。空き巣はもちろん、大胆にも、家の中に住人がいるのに平然と盗んでいく泥棒も多い。手口は、2人組で業者を装い民家を訪問、1人が住人の気を引いている間にもう1人が裏口から家の中に侵入するパターンで、これも豪邸が狙われやすい。家が広いと誰かがどこかにいても気付かれにくいのだ。(我が家は小さな小さなお家なので安心)
それから、公園の駐車場に駐車してあるすべての車の窓ガラスが割られ、車内のものが盗まれるような事件も、1度や2度ではない。車上荒らしとは言えないくらい酷いやり方だ。
ここ最近、いちばん目につくニュースが強盗事件だ。ほとんど毎日、どこかの店が被害にあっている。銀行やドラッグストアやガソリンスタンドが、銃や刃物を持った犯人に襲われるのだ。
先週、ショッピングモールの駐車場で赤ちゃんを連れたお母さんが、銃を持った男にカージャックされた事件もあった。恐ろしい!
宅配荷物の盗難は、普通によくある。
基本的に、配達物は在宅でも留守でも家の玄関ドアの前に置かれるので、それが狙われる。犯人は住宅街を車で徘徊しながら荷物を探すのだ。私はネットショッピングが大好きで頻繁に荷物が届くので、玄関にカメラ付きのドアベルをつけた。今のところ、荷物が盗まれたことはない。
これらの犯罪が、当たり前のように起きている。でも驚くのは、そのほとんどが真っ昼間に堂々と行われること。昼間だから安全だなんて、もう言えないのだ。私は、モールの駐車場などで、狙われていないかと緊張してキョロキョロしてしまうが、むしろ私のほうが怪しい人になっているかも.....(笑)
銃社会の国
では、最後は銃に関する事件について。銃社会であるアメリカでは、銃の犯罪がなくなることはない。私の身近でもこんな事件があった。
去年のある日、息子の通う高校から、学校がロックダウンされたと緊急連絡がきた。(ロックダウンとは、学校に不審者が侵入したり何かが起こった緊急時に、建物すべての出入口がロックされ、誰も出入りできないようになること)何が起きたのか最初は知らされず、だがきっと深刻な事態が起きたに違いないと、震えた。
後に、生徒の1人が銃を所持していたが直ちに解決したと連絡があり、力が抜けた。その生徒は、ただ見せびらかしたくて親の銃を持ってきたようだ。こんな生徒が1人いるだけで、警察が大勢出動し大変なことになる。そりゃそうだ、毎年どこかで学校での銃乱射事件が起きているのだから。
自分の身を守るために
毎日たくさんの事件をニュースで知る。しかし、それらは決して人ごとではないんだと、つくづく思う。こんな物騒な社会で、いつどんな事件に巻き込まれるかわからない。私は、自分たちの身を守るために心掛けていることがある。
1.日が暮れたら、1人で買い物に行くのは控える。
2.外出先では建物の近くに車を停める。
3.車に乗り込んだら、すぐにロックする。
4.自宅近くで不審な車や人物を発見したら気をつける。
5.地域の掲示板サイトで近隣の事件をチェックする。
日本にいたら、こんなこと考えただろうか?
日本の安全安心な毎日が、懐かしい。
明日も佳き日〜