明日から使えるスキル#4
この記事では、仕事で使えるスキルや大切な仕事マインドを書いています。
早く成長したい。昇進したい。できることを増やしたいという方のために書いています。そして、僕の小学生の従兄弟でもわかるnoteをコンセプトにしていますので、楽しく学んでいただけたらと思います。
スキル&マインド
01.社会人の基本ルール
PLとは、
得られた収益:本業の売上を中心とした収益
かかった費用:売上の原価と販売にかかった支出を中心とした費用
(人件費、広告費、家賃、修繕費など)
残った利益(損失):収益から費用を差し引いた様々な損益
を計算することで、特定の期間のビジネスの結果を知るための会計書類のことです。
上記の図で確認してみると、
得られた収益:売上高、営業外収益、特別利益
かかった費用:売上原価、販管費、営業外費用、特別損失、法人税等
残った利益:当期純利益
の3つに分けられることがわかります。
そして「当期純利益」から貸借対照表の「利益剰余金」に矢印が伸びているように、利益は会社の新しい資産として加わります。
簡単に説明しましたが、どうですか?
自分が勤めている会社のPLや自分が生み出している1日あたりの粗利って一体いくらなのかを把握しないと、会議とか、普段上司に提案もできないですよね。事業の設計や、事業の改善に進むこともできないんです。
そしてそれは、”働く”ではなく、”動く”です。
「動く」っていうのは、学校なんです。漢字を覚えたら褒められたんです。
ただ、当然社会ではそうはいかない。
自分の価値を上げるのに必要なのは、結果と提案です。
これはニコイチなので、どっちかではダメなんです。
よくあるのは、例えば、1万円のスニーカーの販売を任されたとする。1日に7足販売して、「7万円の売り上げを出した!イェーイ!」って言っちゃう子って普通にいますよね。当然このスニーカーには、材料費や配送費、店舗家賃、広告費と、あれやこれやが乗っかってきているわけで、仮に一足当たりの利益が1,000円だとする。そして、1日当たりの給料が1万円だとする。すると、その子は、会社から1万円をもらって、7,000円を作ったってことになるので、1日かけて会社から3,000円を溶かしたことになる。100日かけて700足売ったところで、その子は全く利益なんて作ってなくて、30万円を会社から溶かしたことになる。
これが”働く”ということではなく、”動く”ということです。
この状態だと動けば動くほどマイナスなんです。
宿題をやればやるほどマイナスなんです。
会社としては、1万円のお給料に対して7,000円作りましたイェーイ!っていう子は雇わないことが正解になっちゃうんです。
ちょっとゾッとしますよね。学校では目の前のことをやっていれば、言われたことさえやっていれば褒められたのに、社会人になった途端「ちゃんとやれよ」って言われてしまう。社会人1年目の社員って大体ここで躓きます。
「お前それ動いてるだけだろ」ってツッコミが必ず入る。
改めて整理しますが、「働く」とはどういうことか。
それは、価値を生むことです。
この例の場合、スニーカーの販売を任されたスタッフはどう働けばよかったのか。まずは、材料費、固定費、その他諸々を把握して、1日に何足売ればトントンになるのかっていう損益分岐点を把握する。そこで、”どうやら1日に10足以上売らないといけないらしいね”という答えを割り出す。で、今まで1日7足の販売が平均であったから、「この売り方ではダメなんだ。どうやったら10足以上売れるのか」を考えて、試行錯誤を繰り返して、合格ラインに乗せる。
これが「働く」っていうことです。
漢字ってよくできてるなってつくづく思います。
「働く」っていう字と「動く」っていう字の違いって、「人」が入っているか否かで、「働く」には人がいるんですけど、「動く」には人がいないんです。つまり、「動く」って極めて独りよがりなアクションで、人のことを考えたものではない。社会に出た以上は、人に何かしらのメリットをもたらさないと生きていけないわけだから、ちゃんと人を想像して働くことが大切なんです。
なので時々、「私こんなに頑張ってるのになんで評価されないの?」って言う人がいますが、「それは君が動いてるだけで、働いていないからだよ」っていうケースがほとんどなので、気をつけた方がいいと思います。
いつでも頭に入れといて欲しいのは、「基本的に会社は、君がいなくても仕事回せるよ」ということです。
まだPLの読み方や原価計算が分からない方は、ググれば沢山出てくるので、学んでみるといいと思います。
ということで、「学校では教えてくれない社会人の基本ルール」というお話でした。
Atsuki
職業 フリーランス
活動拠点 福島県いわき市
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